浮かんできた思いを受け流すという時間は、とても大切です。たとえば休日には自然の中に身を置いて、ぼーっとする時間を過ごしてみてください。海を眺めながら、鳥のさえずりを聞きながら、何も考えない時間をもってみてください。
友人と喧嘩したことが浮かんでくることもあるでしょう。しかし、その思いにとらわれることなく、さらっと受け流してしまうことです。
忘れようとするのではなく、風に流される白雲のようにただただ流していく。そんな時間があなたの心を軽くしてくれます。
嬉しい思いが浮かんでくればさっとすくい取ってみる。そんな時間が1日の中で10分でもあれば、心はずいぶんと軽くなるものです。
曹洞宗 徳雄山 建功寺の住職・枡野俊明さんによる著書「人生でいちばん大切なこと」。読むと心がすっと軽くなる、そして気持ちがきゅっと引き締まるこの本から、一日一言をお届けします。
【出典】
「人生でいちばん大切なこと 死ぬとき後悔しないために」
枡野俊明
(廣済堂出版)
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