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なんとなくの不調に効く!「漢方×入浴」で冷えない体へ

2013/03/21 00:02 投稿

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漢方を処方してくれる病院を選ぶ人が増えるなど、若い人の間でも漢方の使用は定着してきました。


なんとなく不調のときに助けてくれる漢方

そもそも、漢方とはまだ病気ではないけれど、なんとなく調子が悪いといった"不定愁訴"に働きかけるもの。女性に多い悩みの「冷え」はその一つで、年齢を重ねていくことによって「冷え」はどんどん加速し万病のもとになります。先日参加した漢方医の櫻井正智先生によるセミナーでは、冷えには漢方が有効、とおっしゃっていました。そこで、冷えのタイプ別に効果的な漢方薬をご紹介します!


冷えのタイプ別に効果的な漢方

◎少食で熱エネルギーの発生が少ないタイプ
ダイエットなどで食べる量が少ない人が陥りがちなのがこのタイプ。このタイプは、真武湯(しんぶとう)や人参湯(にんじんとう)が効果的。

◎新陳代謝の低下で熱エネルギーの発生が少ないタイプ
主に加齢によっても起こる冷えのタイプ。八味地黄丸(はちみじおうがん)や牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)が効果的。

◎血流が悪いタイプ
のぼせや生理痛がある人に起こりやすい冷えのタイプ。桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)で身体の巡りを整えましょう。

◎水代謝が原因のタイプ
めまいなどが起こりやすい人はこのタイプ。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)がよく効きます。


就寝前に20分の入浴を!

このように、一口に冷えといっても実は複雑。寒むがりではなくても、体が冷えている人も多いそう。生活面で対策できるのが入浴です。入浴することで婦人科系の疾患がよくなることもあるそうで、特に入浴と漢方薬の相性がよく、相乗効果が期待できます。身体の奥から身体を温めるよう、就寝前に夏なら37℃~38℃、冬なら38℃~39℃のお湯で、20分くらいお風呂に浸かるのがおすすめです。

漢方の効き目は穏やかではありますが、副作用もあるのでご留意を。冷房に弱い、冷たい食べ物に弱い、ストレスに弱いなど冷えの原因は人それぞれです。これからあたたかい季節になっても、決してあなどれません!

[参照元:バスクリン

photo by Thinkstock/Getty Images

(庄司真紀)

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