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風邪をひきやすくなる行動・条件10パターン

2018/08/29 10:30 投稿

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冬になるとずっと風邪をひいているような気がする? あなただけではありません。もちろん、ほかの人より風邪をひきやすい体質なのかもしれませんが、具合が悪くなる(そして、ほかの人に細菌をうつす)確率が上がるような行動(実はたくさんあります)を取っている可能性もあります。

「風邪はとってもうつりやすいのです。風邪のウイルス(「ライノウイルス」が多い)は、接触と空気の両方を介して拡散しますから、ただ呼吸しているだけで、誰かのクシャミからうつる恐れも」と、ニューヨーク市マウント・サイナイ病院の耳鼻咽喉科医、ベンジャミン・トゥイールさん。

風邪は感染症。細菌がとんでもなく広がります

そして典型的な症状がはじまります……鼻づまり、喉の痛み、身体の痛み、頭痛、クシャミ、軽い発熱(別のタイプの呼吸器系疾患、インフルエンザでも同じような症状が出ますが、その場合はもっと激しくて頻繁になります)。

電車のなかで誰かのクシャミから細菌をもらってしまうのはどうしようもないかもしれませんが、風邪をひきやすくする状況や行動のなかには、気をつければ避けられるものもあります。10パターンの行動や状況を見てみましょう。

01. きちんと手を洗っていない

「風邪を予防するには、普通の石けんと水、またはたいていどこでも売っているアルコール手指消毒ジェルで、手をよく洗うことです」と、アメリカの大手医療保険機関、カイザー・パーマネンテの伝染病専門家で医師のスティーブ・パロディさん。アメリカ疾病対策センター(CDC)によると、手洗いにかける時間は少なくとも20秒間(『ハッピー・バースデー』の歌を頭のなかで2回繰り返すと、およそこの時間だそう)。

手を洗うのが本当に必要かどうかわからない状況であれば、洗うに越したことはありません。CDCによると、次のような場合は必ず洗うべきです。

食べ物を調理する前、調理中、調理後 食べ物を食べる前 病気の人を世話する前と、世話した後 切り傷や傷口を処置する前と、処置した後 トイレを使った後 オムツを替えた後、またはトイレを使った子供の後始末をした後 鼻をかんだ後、咳/クシャミをした後 動物、動物の餌、動物の排泄物に触った後 ペットフードやペット用おやつを扱った後 ゴミに触った後

02. どうしても顔に触ってしまう

細菌のついた手で顔に触ってしまっては、病気になるリスクを大きく上げる結果に。風邪のウイルスは、目、鼻、口から身体に入るからです。触らないこと──その方が、肌にもよいですしね。

03. 睡眠が足りない

十分に眠っていないと、身体の免疫システムが風邪のウイルスを撃退できません。事実、睡眠時間に違いがある11組の双子の成人(双子なので遺伝子などほかの条件は同じ)を対象とした2017年の研究によると、睡眠が少ない方の人で本当に免疫力の低下が見られたそう。「たっぷり眠って休み、健康的な食事をとれば、風邪のウイルスが身体に入っても、感染に抵抗する免疫力が上がります」と、パロディさん。成人は夜に少なくとも7時間の睡眠が必要。

04. 水分が足りない

風邪の予防でも治療でも、トゥイールさんが強調するのは水分補給の重要性。水分を余計に取ると風邪が治りやすくなると証明している研究はそれほど多くありませんが、水分が足りないと免疫システムが弱くなるので、風邪もひきやすくなります。ちゃんと水分を取っていれば(男性は1日に水およそ15.5杯、女性は11.5杯)、身体のはたらきをベストに保つために有効。

05. アレルギーの基礎疾患がある

アレルギーで鼻が詰まっていると、軽い風邪でも耐え難く感じてしまいます。「例えば、埃アレルギーであれば、鼻が詰まっていることが多いでしょうから、ちょっとした風邪でも、ずっと嫌な感じになるでしょう」と、トゥイールさん。

風邪がなかなかよくならないようであれば(一般的には7〜10日で治ります)、耳鼻咽喉科の医師やアレルギー専門医などの専門家に診てもらって、症状の原因を調べるようトゥイールさんはすすめています。

06. ワクチン接種していない

インフルエンザの予防注射をしましょう! 「インフルエンザワクチンの接種は、“重大な冬の感染症”の拡散を防ぐうえで効果的です」と、パロディさん。その年に優勢なインフルエンザウイルスのタイプによって効果はさまざまですが、全般的に、ワクチンはインフルエンザの予防に65%の効果があります。そして、ワクチンを接種しておけば、インフルエンザになっても症状がそれほどひどくなりません

07. 常に細菌に接するような仕事をしている

子供はたいてい、鼻をグズグズさせていても、咳をするときに口を覆ったり、よく手を洗ったりはしないもの。そんな子供たちに囲まれていたら、きっと具合が悪くなるでしょう。「教師は何度も風邪をひきます。仕事の環境のせいで、風邪のリスクが高くなるケースです」(トゥイールさん)。

託児所やオフィス(キーボードは細菌だらけ)で働いている人、あるいは仕事で出張が多い人も、具合が悪くなる確率がアップ。

もちろん、だからといって仕事を替えるわけにもいきませんから、せめて特に入念に手を洗いましょう。アルコールベースの手指除菌薬も、緊急の場合には手を清潔にする役に立ちます。

08. 人とくっつきあっている

仕事のときであれ、ほかのときであれ、インフルエンザシーズンの冬場は、ほかの人と接近して過ごす時間が長くなります。「冬は室内で過ごす時間が長くなりがちで、咳やクシャミを介して細菌を共有することに」と、ニューヨーク大学ランゴーン・ヘルスの耳鼻咽喉科医、エリック・ボイトさん。対抗するには、睡眠と適切な水分補給がベストだそう。

09. 運動をサボっている

ボイトさんは、毎日運動することの重要性も強調。定期的に中くらいの強さの運動をしていると(毎日歩くだけでも)、免疫力がアップしそうなのです。医学誌『アメリカン・ジャーナル・オブ・メディシン』誌で報告された研究では、体重が多すぎる閉経後の女性を、週に5日中くらいの運動を45分行うグループと、週に1回簡単なストレッチを45分行うグループに分けて、1年間にわたり風邪のひきやすさを比較しました。その結果、中くらいの運動グループの方が、1年の間に風邪をひく回数が少なく、研究の終わりころには、ストレッチのグループが風邪をひくリスクは3倍も高くなったそう。

どうしてか? この研究では、運動すると、唾液中の免疫グロブリンA(IgA:免疫機能がちゃんとはたらくために重要な、粘膜内の抗体)が増加するためではないかと考えられています。

10. 免疫力が下がっている

「免疫系の病気や、免疫系を標的にするタイプのがん(リンパ腫や白血病のような)、あるいは免疫系を抑制する薬(化学療法を受けている場合など)のせいで、免疫力が下がっている人は、風邪などの感染症にかかりやすくなっています」(パロティさん)

ボイトさんによると、免疫力低下の程度はごくわずかから重度までさまざま。血液中のIgAが少ない場合も免疫力が弱まり、呼吸器の感染症にかかりやすくなるそう。

もちろん、免疫力や風邪に対する抵抗力の強さには年齢も影響。「幼児とお年寄りは免疫力が弱いため、重い感染症になるリスクがずっと高くなります」(ボイトさん)。

風邪の予防法

頻繁に手を洗い、なるべく顔に近づけないほかにも、風邪を予防するためにできることがあります。電話とキーボードを除菌シートで拭く、リラックスする時間をとり、よく眠る、そしてビタミンD(鮭、卵、栄養強化ミルクなど)、亜鉛(牛肉、栄養強化シリアルなど)、プロパイオティクス(コンブチャとか)が豊富な食品を取るようにすれば、風邪とインフルエンザのシーズンにも驚くほど効果があるでしょう。

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