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まれにがんの可能性も。乳首が痛む7つの原因とは?

2018/08/02 20:30 投稿

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身体の中でも、乳首(「乳頭(にゅうとう)」とも呼ばれます)がどうなっているかは見過ごされがち。でも、それも痛くなるまでの話です。

幸い、胸と乳首の痛みは乳がんのサインではありません。そのかわり、長いランニング、生理、治療可能な感染症など、ありとあらゆる原因が。

そうは言っても、マンモグラフィ検診を怠らないこと(どれくらいの間隔で受ければよいかは、医師に聞くのがいちばん)、そして乳首や乳房に何か異常があったら、かかりつけの医師や乳腺専門医に相談することが、全身の健康にはとても大切

「乳首は乳房のほかの部分と乳管を通じてつながっていますから、乳房のどこかに何か問題があると、乳首が痛むことがあります」と、ジョンズ・ホプキンス大学シドニー・キンメル総合がんセンターの乳腺外科医長、デビッド・ユーハスさん。

この点を踏まえたうえで、乳首がいつもとは違う不快な感じになる7つの原因をご紹介します。

初心者ランナーである

ランナーがゴールにたどり着いたとき、シャツの前面に少し血が流れているのを見たことがありますよね。考えてもみてください、ブラジャーがずれてしまうと、シャツとの摩擦で皮膚がひどく傷つき、痛むことに。

処置:もっとよいブラに変える

「走っているときに乳房があまり動かないようにするためには、質のよいスポーツブラをつけることが大切」と、メイヨー・クリニック乳腺診断クリニックの臨床専門看護師、ジェニファー・K・ヘイゼルトンさん。

どんな活動をするかによって、それに合わせて作られたブラを探しましょう(ランニングブラはサポート力が高い)。それから、レースの日には新品のスポーツブラをしない方がよさそう。最高のスポーツブラをつけているのに、まだ問題が起こってしまったら? ヘイゼルトンさんによると、乳首にワセリンを塗ると、摩擦が(つまり、痛みも)少なくなるとのこと

皮膚に発疹がある

「乳首の上部か周りに、かゆみのある乾いた吹き出物があったら、『接触皮膚炎』などの湿疹(皮膚炎)のサインかも」とニューヨーク市の認定皮膚科医、メリッサ・カンチャナプーミ・レビンさん。接触皮膚炎(いわゆる「かぶれ」)は、皮膚が相性のよくない洗剤やドライヤーシート、香料、服の素材などと接触した場合に現れる炎症、またはアレルギー性反応です(レビンさん)。

処置:使っている製品を変えてみる

低アレルギー性で無香料の製品や、コットンなどの天然素材に変えると、痛まなくするために効果的

「それから、市販の1%ヒドロコルチゾンを塗っても、炎症が和らぎます」(レビンさん)。効かなかったら皮膚科医に診てもらいます。

湿疹(皮膚炎)にはさまざまなタイプと原因があり、乳首だけでなく手や頭皮など身体のほかの部分にも現れる場合が。医師が原因を判断して、いちばん向いている治療法を探してくれます。

ホルモンの調子がおかしい

生理中や妊娠中は、乳房の中で乳腺細胞の周りの空間に水分が漏れ出します」とユーハスさん。「それは、乳房の細胞が分裂して乳腺組織が成長するのに役立つしっかりした環境を作るためで、授乳の準備になるわけです」。

乳首は12本ほどの乳管で乳房のほかの部分とつながっていますから、「乳房が膨らむにつれて乳管が延びると、やはり痛みます。一般的に、これは正常な状態です」(ヘイゼルトンさん)。

処置:少しだけライフスタイルを変える

「十分に身体に合ったブラをつける、そして痛みをもたらす特定の原因を避ければ、少しは緩和されます。カフェインが乳房の痛みにつながる女性も」とヘイゼルトンさん。それから、塩分をたくさんとると、体内に水分が貯まりやすくなって、痛みをもたらすことも。

カンジダ症にかかっている

いいえ、「膣カンジダ症」ではありません。ヘイゼルトンさんによると、「乳首」のカンジダ症で、授乳中の女性に現れることが多いもの。「乳首がかゆくなって、ひび割れ、炎症のような痛みを感じるかもしれません」

処置:カンジダ菌をやっつける

抗菌クリームや処方経口薬で治療できます。授乳中であれば、赤ちゃんの治療(たいていはドロップで)も大切。

最初は市販の抗菌クリームで十分でしょう。トリアムシノロン、ナイスタチン、またはクロルトリマゾールが入ったクリームを探します」と、ユーハスさん(日本でも市販されている塗り薬の成分になっています)。1週間たっても状況があまりよくならなかったら、医師の診察を受けます。

授乳している

赤ちゃんに乳首をくわえさせていると、皮膚が乾燥してひび割れを起こしてもおかしくありません。「(皮膚の)組織が作られるには時間がかかります」とユーハスさん。

でも、症状が普通の乾燥よりひどくなるケースも。ユーハスさんによると、「乳管の開口部から血が混じった分泌液が出るのは、普通は良性の乳管内乳頭腫(ポリープ)です」。ほとんどは害がないのですが、出血しているようなら、万全を期して医師の診察を受けます。

「まれとはいえ、特に年配の女性では、出血ががんのサインの場合もあります」とユーハスさんは説明します。

処置:授乳コンサルタントに相談

乳首が痛むので授乳がとんでもなく大変だとわかったばかり?それは「赤ちゃんの口と乳首の引っ掛かり具合が正しくないのかもしれません」とヘイゼルトンさん。

非ステロイド系抗炎症薬や保湿剤でいくらかよくなるかもしれませんが、授乳コンサルタントや産科看護師に相談すると、早く解決できます。授乳する乳房を変えてみるのも効果的(ユーハスさん)。

ほかの感染症にかかっている

乳腺炎」は、妊娠中や子育て中の女性に多く見られる感染症で、乳首の裂け目・切り傷から細菌が侵入して発症します、とユーハスさん。乳腺炎の場合、乳首の痛みに加えて、発熱、悪寒、腫れ、赤みなどの症状も。

妊娠中でも授乳中でもないならば「乳輪下膿瘍(のうよう)症」という感染症が考えられます。乳首の先端近くの管に入っている皮膚のたんぱく質で起こる感染症。

膿(うみ)、乳首からの分泌液、全般的な乳房の痛みがあるかもしれません。「この感染症は乳輪の下部に現れ、乳輪の縁に膿瘍を形成します」(ユーハスさん)。

処置:医師の診察を受けます

乳腺炎も乳輪下膿瘍症も、普通は一連の抗生物質で治ります。でも、「膿瘍が繰り返し現れる場合は、感染の原因になっている乳管を切除する手術が必要になるかもしれません」とユーハスさん。

まれですが、がんのサインかも

忘れないでください、「一般的に、ほとんどの乳房の痛みはがんの兆候ではありません」(ヘイゼルトンさん)。

でも、アメリカ国立がん研究所(NCI)によると、片側の乳首の痛みに加えて皮膚の変化(例えば、出血、発疹、透明な分泌液など)もあると、「パジェット病」と呼ばれる、乳輪とその周りの皮膚のまれながんかもしれません。

「これはまれな乳首のがんで、乳がんが大元になっている可能性があります」と、ヘイゼルトンさん。

特に思い当たる原因もないのに、片側だけに症状が現れていると気づいたら、医師の診察を受けます。抗菌クリームや抗生物質で治らなければ、乳腺の専門家にも診てもらう方がよさそう。「分泌液がある場合、たいていはまず乳房検査にマンモグラフィ、それに超音波検査で評価します」(ヘイゼルトンさん)

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