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長引く咳だけじゃない。肺がんの意外なサイン8つ

2018/08/01 20:30 投稿

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肺がんのいちばんはっきりしたサインは胸の痛みですが、ほかにもたくさんのサインや症状があります。タバコを吸ったことがない人でも、知っておく方がよさそう。アメリカでは肺がんは男女ともに多いがんですし、肺がんで亡くなる人の最大20%が一度も喫煙経験のない人です。

タバコを吸ったこともないのに、どうして肺がんになるのか? 「ラドン(ラジウムから自然に発生する無臭のガス)が原因とされる場合が多いですね」とカリフォルニア州サンタモニカにある医療機関、プロビデンス・セント・ジョンズ・ヘルス・センターの胸部外科医、ロバート・マッケンナさん。ほかの原因としては、大気汚染、受動喫煙、そしてアスベストなどの環境危険物が含まれます。

タバコを吸う人も、一度も吸っていない人も、これからご紹介する症状に気をつける方がよいかもしれません。もちろんこれらの症状は、肺がんほどひどくないたくさんのほかの原因でも表れますが、気になったら大事をとって医師に相談します。

長引く咳

肺がんの人は、ほとんどが咳をしますし、血が混じることもあります」と、マッケンナさん。赤サビ色の濃い粘液が出るのも、初期のサイン。でも、たとえ空咳でも、1か月以上続くようであれば、医師の診察を受ける方がよいかも。

繰り返す感染症

「慢性気管支炎」や「肺炎」のような肺の感染症は、ほとんどの場合ウイルスが原因。でも、アメリカがん協会(ACS)によると、繰り返しかかったり、長引いたりするようなら、がんのサインかもしれないそう。

体重の減少

食事を変えたのでも、運動を始めたのでもないのに、体重が落ちている? 「どのがんでもそうですが、進行した腫瘍は身体に体重を減らすように伝えるたんぱく質を作ります」(マッケンナさん)。そのため、食欲が落ちていると気づく場合も。

骨の痛み

肺がんが身体のほかの器官に広がっていると、骨や関節の深いところに痛みを感じるかもしれません、とカリフォルニア州ファウンテン・バレーにあるオレンジ・コースト医療センターのジャック・ジャクーブさん(メモリアル・ケアがん研究所で胸部腫瘍学部長を務める腫瘍内科医)。よく痛みが見られるのは、背中と腰(このサインは、ビタミンD不足でも現れますが)。

首と顔の腫れ

「肺がんの腫瘍が上大静脈(血液を頭と腕から心臓に運ぶ大静脈)を圧迫し始めると、首と顔の腫れに気づくことがあります」とジャクーブさん。腕と胸の上部に影響が出る可能性も。

圧倒的な疲れ

ジャクーブさんによると、「普通に疲れたというのとは違います。ベッドに入るのが待ちきれないほどの、本当に疲れきった感じです」。それに、たっぷり休んでもよくなりません。がんの人の80%もが、「極度の疲労感」を症状にあげています

筋肉が弱くなる

肺がんは器官だけでなく筋肉にも影響します。最初に影響が現れる部分のひとつが腰。「椅子から立つのさえ大変になるかもしれません」(ジャクーブさん)。肩、腕、脚も、弱くなりやすいところ。

カルシウムが増える

肺がんの中には、ホルモンのような物質を作って、体内のミネラルバランスを混乱させるものも。マッケンナさんによると、血液中に過剰なカルシウムが放出されるケースもあるそう。カルシウム量が異常に高くなっても、血液検査を受けない限りわからないでしょうが、高カルシウムの場合に見られる症状(頻尿、極度の喉の渇き、便秘、吐き気、腹部の痛み、めまい)には気づくはず。

Stephanie Booth/8 Surprising Signs of Lung Cancer Everyone Should Know

訳/STELLA MEDIX Ltd.

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