最近の夏の日差しが厳しさはなかなか体にこたえます。気になるのはやはり「熱中症」のこと。でもなりやすい人や引き起こすメカニズムを知っていれば、たとえなってしまっても早期に対処ができます。「ライフハッカー[日本版]」に熱中症の危険な兆候と、発症したときのに役立つ対処法がありましたのでご紹介します。 image via shutterstock

熱中症を発症しやすい条件は?

・高温多湿環境での運動
・体調不良
・体が大きい(肥満体か筋肉質かは問いません)
・脱水症状
・アメリカンフットボールのプロテクターや、ハイキング用リュックサックなどの装備を身につけていたり、運んでいたりする場合
・飲酒
・ベータブロッカー(交感神経β受容体遮断薬)や利尿剤など、特定の薬やサプリメントを使っている場合
・暑さから逃れたり、自分の体を冷やしたりするのを難しくする障害や病気

(「ライフハッカー[日本版]」より引用)

健康な状態の人でも熱中症になってしまうのは、多くが運動中なのだそう。運動をすることで体の深部体温が上昇し、発症のきっかけになってしまいます。運動することに慣れていない人も要注意です。最近は温度計ではなく熱中症計をよく見かけるようになりましたが温度と湿度の関係でも、なりやすさがずいぶん違うよう。自分のいる環境がどんな状態か把握することも大切になってきます。

新しい熱中症対策。体内から冷やす「プレ・クーリング」って?

暑い!とにかく暑い!今年の夏がこんなに暑いとは、夏前に誰が予想したでしょうか。まさに酷暑真っ只中ですが、その中でいま危険なのは「熱中症」です。すでに... https://www.mylohas.net/2018/07/171685pre_cooling.html

早期発見が大切。熱疲労の兆候と症状

熱疲労は、熱中症になる前に起きる軽い症状のこと。体の深部体温が上昇しているが、脳には影響が及んでいない時に起こります。自分自身や熱中症にかかった友人が、たとえば、意識混濁などの兆候を示していたら、熱中症と判断して、すぐに医療機関で治療を受けましょう。

米国疾病予防管理センター(CDC)による熱疲労の兆候と症状を挙げると:

・めまい
・吐き気と嘔吐
・頭痛
・強い疲労感または脱力感
・大量の発汗
・寒気、顔面蒼白、冷たくて湿っぽい皮膚
・速くて弱い脈拍

(「ライフハッカー[日本版]」より引用)

いつもと違うこのような症状を感じたら、とにかく冷やすことが第一。衣服を緩め、涼しい部屋へ移動を。冷たい飲み物をしっかり飲むようにしましょう。対処しても1時間以内で症状が緩和しない場合は医療機関で診察を!

熱中症になってしまったら?

体の熱がうちにこもり体温が上昇してしまう熱中症は脳にまで影響を及ぼします。極めて重篤な状態なので迅速に対応することが必要なのだそう。できるだけ早く医療機関を受診するようにしましょう

兆候には、頭痛やめまい、吐き気など、上に挙げた熱疲労の兆候も含まれますが、それに加えて:

・意識混濁、興奮、幻覚
・意識喪失、卒倒
・歩行困難
・発作
・皮膚の赤み。汗は、かく場合もかかない場合もあります

(「ライフハッカー[日本版]」より引用)

ここまで症状が重くなると救急車を呼ぶこともあると思いますが、待っている時にもできるのはやはり体を冷やすこと。冷たい水をかけてあげる、保冷剤などで脇の下やソケイ部を冷やす、濡れタオルをこまめに変えるなどその時にできることで対応したいものです。

正しい知識があれば自分も、まわりの人も助けることができる可能性が高まります。この時期はいつなってもおかしくない熱中症。どう対処すればいいか覚えておくと冷静な判断をするのに役立ちそうです。

ライフハッカー[日本版]

RSS情報:https://www.mylohas.net/2018/07/172071heat_stroke.html