毎日のお料理に欠かせない植物オイル。ですが、いつもワンパターンのブランドを無意識に購入していたり、賞味期限も気にしていなかったりとないがしろにしがち。特別感もなくキッチンの隅でじっとしているかわいそうな存在だったりします。
でも、植物オイルひとつで料理の味が変わったり、使うオイルの種類が健康にも大きく影響します。用途と効能に合わせてオイルを選ぶことはとっても大事なことなのです!
一般家庭で使いたい植物オイルをまとめてみました。
用途別おすすめ植物オイル
◎普段使いの植物オイルは一価不飽和脂肪酸オイルが最適!
-エクストラ・バージン・オリーブオイル
心血管疾患の予防に役立つ一価不飽和脂肪酸が豊富です。熱を通して炒め物や、生のままサラダのドレッシングとして使える最も万能なオイル。
-キャノーラ油または菜種油
オメガ3が豊富で、オリーブオイルに比べて風味が控えめなので、お菓子作りや素材の味を活かしたいときのソテー料理に向いています。
◎熱に強い揚げ物用のオイル
-ピーナッツ油
飽和脂肪酸を多く含んでいて熱に強いので、高温での使用も安心。
-精製オリーブオイル
エクストラ・バージン・オリーブオイルが熱に弱いのに対して、精製オリーブオイルは高温に強い! さらに、エクストラバージンオイルよりも安いので大量に使ってもお財布に響かないのが嬉しいところ。
◎加熱せずに必要なときだけ使用したいオイル
-ごま油、ひまわり油、クルミ油など
多価不飽和脂肪酸の多いオイルは、ちょっとした風味付けに使用したいオイルです。多価不飽和脂肪酸は市販の食品にも多く含まれているので、植物オイルから頻繁に摂取する必要はなく、少量をたまに使う方が健康面で安心です。
どのオイルも、酸化や腐敗を防ぐために冷暗所に保管するのがオススメ。頻繁に使うもの以外は小さなボトルで購入して、酸化する前に消費するのがポイントです。
調理の際は、オイルに高熱を加えすぎないように注意が必要! オイルが焦げて青い煙が出てしまったら、呼吸器官や消化機能に悪影響を及ぼす毒性が生じたというサインなので、注意が必要です。
引っ越しや片付けの機会のあるこの時期、戸棚の奥にある植物オイルの点検も忘れずに。色が変化していたり、嫌な匂いがする古くなったオイルは迷わず廃棄します。
同じ種類の植物オイルでもはブランドや産地によって味や香りも異なります。いろいろ試してみて、お気に入りのオイルを探すのも楽しいです。
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photo by Thinkstock/Getty Images
(びねくにこ)