食生活と料理から探る、Kellyボディの秘密
Q01.Kelly流の食事スタイルの基本は?
チキンに添えているのは、ひよこ豆のペーストと紫玉ねぎのバルサミコ風味。A.体が必要とする栄養をバランスよく、おいしくとること。少ない量でも効率よく栄養がとれるよう、スーパーフードなどを取り入れています。
Q02.以前から食にこだわりが強かった?
A 20代の若い頃に身体を鍛えるようになってから食事を見直した結果、お肌の状態が良くなり、体力がついたり、体型をキープできるようになりました。2011年に、お料理を学びたくてマクロビに興味をもったことをきっかけに、食への意識が大きく変わりました。
Q03.どんな変化がありましたか?
A 食事を変えただけで、体が疲れにくくなって活動的になり、肌も若返ったといわれるように。「食べたものが体をつくる」と実感しました。それまでの「食べたら太る」という罪悪感から解放され、食べることに積極的になった心の変化も大きかったですね。
Q04.どんな料理法を取り入れている?
A ヘルスコンシャスを大切に、スーパーフードマイスターの知識のほか、ローフードやマクロビなど、これまで学んできた健康や美容に役立つ調理法を自分流にアレンジしています。
Q05.料理をするとき、一番こだわるのは?
A 栄養価の高い、新鮮で自然な食材を選ぶこと。生や未精製など、なるべく手を加えていないもの。オーガニック、無添加、無糖などもチェックします。
Q06.スーパーフードを上手に使うコツは?
アーモンドフラワー。A いつもの料理に少しずつ取り入れ、日常的にとること。手軽にトッピングで加えたり、油、穀類、粉類などは、できるだけスーパーフードで代用します。
チャーハンのごはんの代わりにキヌア。Q07.常備しているスーパーフードは?
A たくさんありますが、チアシードやキヌアは使いやすくて便利。ほか、スピルリナ、アサイー、ココナッツオイル、アボカドオイル、ケール、カカオニブス、ローカカオパウダーなどを常備。卵やアボカドも立派なスーパーフードで、冷蔵庫に欠かせません。
Q08.最近、おすすめのスーパーフードは?
A ビタミンCを効率よく補える、カムカムの果汁がおすすめ。100gあたりに天然ビタミンCが約3000mg含まれると言われ、これはレモンの約60倍、アセロラの約2倍。ドレッシングなどによく使います。
Q09.ローフードのメリットとは?
A 非加熱で酸化が少なく、消化を助ける食物酵素がたくさんとれます。一般的にローフード料理の材料には、スーパーフードもたくさん使われているんですよ。
Q10.ローフードを日常の食事に取り入れるコツは?
A シンプルなサラダでいいので、彩りをよくすることがコツ。自然といろいろな食材を使って、栄養もアップします。
Q11.野菜を選ぶコツは?
A 何より新鮮なことが大事。オーガニックの冷凍野菜などもありますが、ほぼ生のものを使っています。
Q12.おすすめの調味料は?
A シンプルな味つけがモットーで、塩はミネラル豊富なヒマラヤピンク岩塩が定番。酸味を加えるときは、レモンをよく使います。ドリンクやスイーツの甘味は、ココナッツシュガーや天然のステビア甘味料などで。
Q13.油は使ってもOKですか?
A 酸化していない油であれば大丈夫。調理油は基本的に、オーガニックのオリーブ油やココナッツオイル。最近はギーバターもよく使います。
Q14.ほかに、おすすめのヘルシーオイルは?
A ココナッツオイル、MCT(中鎖脂肪酸)オイル、アボカドオイル、ヘンプオイル、えごま油など。オメガ3などの不飽和脂肪酸を多く含む良質な油を料理によって使い分けています。
Q15.レシピで使う食材は、オーガニックが多い?
A できるだけオーガニックを使うように、心がけています。あと、野菜やフルーツは農薬やワックスなどを落とす、帆立の貝殻成分から作られた天然の野菜洗浄剤でしっかり洗っています。
Q16.炭水化物など糖質制限はしてる?
A ランチでは適度に炭水化物もとりますが、18時以降はとらないようにしています。 ただ、撮影などで体を絞る時期だけは糖質制限します。
Q17.白いご飯は食べる?
A 普段あまり食べないですが、完全NGではなく、外食やお弁当などでは食べることも。
Q18.パン類の主食は食べる?
A たくさんは食べないですが、全粒粉パンを基本に、玄米のライスクラッカーなどを食べています。
Q19.パスタなど麺類は食べる?
A ふだんは食べませんが、友達との食事など「食べたい」と思うときは食べます。手料理では、野菜をパスタ風に切るカッターでアレンジしたりします。
Q20.Kelly流の定番の朝食メニューは?
A 卵料理。スーパーフードの穀類やパウダーを使った、高タンパクのパンケーキもよく作ります。
Q21.ランチで気をつけていることは?
A 昼は活動時間。①タンパク質(鶏肉、脂身が少ない牛赤身肉、魚、卵) ②血糖値が上昇しにくいGI値が低い炭水化物(玄米、キヌア、さつまいも、かぼちゃ、里いもなど) ③野菜(サラダなど)をたくさん食べるようにします。
Q22.夕食のルールは?
A 18時以降は炭水化物を食べないこと。そして、夕食は20時までにとるようにしています。
Q23.Kelly流の食生活では、スイーツも食べてOK?
A 砂糖はできるだけ取れないようにしていますが、ストレスのない食生活を大切にしています。だから、時々甘いものも食べます。ヘルシーな手作りスイーツを基本にしています。
Q24.夏におすすめの簡単スイーツは?
A アボカドチョコレートムース。
Q25.焼き菓子も手作りする?
A 小麦粉の代わりに、ココナッツフラワー、アーモンドパウダーを使って、クッキーやマフィンをよく作ります。
Q26.小腹が空いたとき、間食はする?
A お腹が空いたときは、プロテインシェイクや、ギリシャヨーグルトやナッツに、ベリー、はちみつを加えて食べています。
Q27.食事のときの飲みものは?
A 水かお茶。ただ、水分をとりすぎると消化がスムーズにいかないように感じるので、食事中はあまり飲みません。
Q28.ティータイムの定番の飲みものは?
A ハイビスカス、カモミール、モリンガなど、いろいろなハーブをミックスしてお茶をいれるのが好きです。
Q29.外食と自炊のバランスはどれくらい?
A 外食は週に1~2回程度。あとは、ほとんど自炊です。
Q30.外食で気をつけていることは?
A 食べすぎないことだけ。友人との外食などは楽しむ時間なので、食べたいものを食べます。イタリアンや和食が多いですね。
Q31.Kelly流の料理をおいしくする秘訣は?
A 料理そのものはシンプルで、ハーブやスパイスなどを取り入れて、香りを楽しむこと。野菜などで彩りをつけることも、目で楽しむ秘訣。
Q32.おすすめの調理器具はありますか?
A VITAMIXのミキサーはローフードなどに重宝。油を使わずに調理できるフィリップスのノンフライヤー、早く煮えて無水調理もできるバーミキュラの鍋もおすすめです。イケアのジッパーつき保存袋も色柄がかわいくて愛用してます。
Q33.盛りつけで気をつけていることは?
A 肉料理はシンプルな白系のプレートなど、器と料理の色がバランスよく見えるようにしています。
Q34.器を選ぶポイントは?
A シンプルで気軽に使えるもの。ブランドにはあまりこだわりません。
Q35.器はどこで買いますか?
ZARA HOMEは食器からカトラリー、ランチョンマットとトータルでそろえられて便利。イケアでもよく買います。ほか、旅先で買ったお気に入りの器を愛用。思い出もあって食事が楽しくなります。
Kelly(ケリー)
ブラジル・サンパウロ出身。健康的な美しさを魅力に、モデルとして数々のファッション誌、ファッションショー、広告などで幅広く活躍中。ワークアウト、ヨガ、キックボクシング、ブラジリアン柔術などに造詣が深く、料理好きからローフードマイスター、スーパーフード & スーパーフードスポーツマイスターの資格を取得。ヘルシーなライフスタイルが女性から支持されている。 [公式ブログ/インスタグラム]
撮影/島村緑、ヘアメイク/藤原郷、取材・文/山崎さちこ(シェルト*ゴ)
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