お茶作りに適した和歌山県熊野地方で育まれたお茶
「どこでもそら」は、和歌山県熊野地方で、農薬も肥料も使わずにやぶきた茶を栽培しています。熊野地方は、温暖な気候でありながらも朝晩の寒暖差があります。在来のお茶も自生するほど、お茶作りに適した場所。力強く照りつける太陽、心地よい風、そして潤いをもたらす雨の恵みを受けながら、お茶を育てています。
また、手摘み、手揉み、釜入りという伝統的な製法にこだわっています。 店名である「どこでもそら」には、「どこでも宇宙」という意味合いと「境界線のない世界に」という気持ちが込められているのだとか。
お茶の栄養と、無農薬にこだわる理由
緑茶には自然のアミノ酸が豊富に含まれています。その他にも、アルコールやニコチンの影響を中和させると言われているビタミンC、抗菌作用やコレステロール低下などが期待されるカテキンなどをバランスよく含んでいるそう。そもそも、なぜ手間ひまがかかる無農薬にこだわるっているのでしょうか……?
「ありきたりな言い方かもしれませんが、地球にもカラダにもやさしく、安心安全なものを作りたいです。 僕は、お茶を『作品』としてとらえているので、栽培方法やパッケージは表現方法のひとつ。お茶は、野菜や果物と違って皮をむくことができません。また、収穫前も収穫後も洗うことができません。できてそのままの状態から淹れるので、その点でも、お茶の無農薬はとても大事だと思います。無農薬で作ることは、そのまま自分たちの生活とつながっていると感じています」(大泉さん)
さらに、無農薬で作ることで活き活きとした土地から教わることもあるようです。
「お茶栽培は、毎日、発見があります。あんな虫もいれば、こんな虫もいる。あんな草も、こんな草も生える。それらは決して一定ではなく、生態系の多様性が感じられてとてもおもしろい。 無農薬で育てることは確かに大変な部分もありますが、畑が汚れるのはイヤですし、自然に敬意を払って多様性を維持できたらいいなと思っています」(大泉さん)
緑茶の他にも、上ほうじ茶、和紅茶や、ブレンドティーなども手がけています。使用しているハーブ、スパイスもすべて無農薬にこだわっていて、放射能測定も行っています。 「『どこでもそら』のお茶を飲んで、多くの人が幸せな気持ちになってくれたら嬉しいです」と大泉さん。ちょうど新茶がおいしい季節。熊野の自然が育んだお茶を淹れて、ひと休みしませんか?
[どこでもそら]
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無農薬信者には悪いが、植物もただ食べられるがままじゃなくて、化学兵器を生産して対抗している。虫食いがあるところには、植物は抗菌物質を分泌させる。これは現在使われている毒性の弱い農薬と同程度の毒性がある。国産の農産物は農薬を撒くことのできる期間が法律で決まっており、無農薬のどんな毒性のあるか分からない(測ることができない)ものより安全だと思う。毒性をコントロールできているからだ。海外産はこの限りではない。