震災から2年。被災地の復興はまだまだ始まったばかりといわれる中、現地の人達はさまざまな形であたらしい街づくりを始めています。
震災の3か月後に発足した工房
例えば、宮城県石巻市にある石巻工房。震災前は鮨職人だった千葉隆博工房長はじめとする石巻の住民たちが立ち上がってできた工房です。地域の人々が自力で復旧復興できるようにと、木工や手芸の道具を揃えながら運営を始め、工房の活動に賛同するデザイナーや地元の高校生やなどと一緒に、復興エリアに暮らす人々が笑顔で生活できる家具を生み出しています。
仮設住宅に住む人たちの声で生まれた家具
なかでも、仮設住宅での生活を余儀なくされている人たちの「こんな家具が欲しい!」という声を反映して作られた「ISHINOMAKI STOOL」は、今や被災地以外からもオーダーやワークショップの依頼が殺到する人気商品になっています。
一見シンプルなよくあるスツールのようですが、実はこだわりが沢山つまった優れもの。「気軽に移動できる団らんの場所が欲しい」という仮設住宅に住む人たちの声を形にするために工夫されたポイントがこちら。
「ISHINOMAKI STOOL」の優れたポイント
・ご近所さんとの団らん時に持運びできる重さと大きさ
・椅子としても台としても使える高さ
・屋外で雨に晒されても大丈夫な排水溝付き
・木が腐る要因となる、地面からの水の吸い上げを減らすため、接地面を平らでなく角にしている
さらに、今まで大工仕事の経験がない現地の人やワークショップでも組み立てやすいよう、設計も究極のシンプル。このスツールはじめ、石巻工房の製品はどれもハイセンスなインテリアとしても楽しめるものばかりです。
自然の木の香りと長く愛用できる確かな設計、そして購入することで石巻の復興応援となる家具たちを、自宅の空間に取り入れてみるのも素敵だと思います。
[石巻スツール]
価格:10,600円(税込)
サイズ: 幅=370mm(変更対応可能)・奥行き=300mm(座面)・脚431mm(脚)・高さ=420mm(変更対応可能)
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(Ricky)