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日本人もスーパーサイズ化!? 他人事ではないニューヨークの飲料サイズ規制

2012/11/08 16:30 投稿

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米国では人口の3分の2の人が標準体重以上と言われ、深刻な肥満問題を抱えています。ヘルス・コンシャスなニューヨークですら、半数以上がオーバーウェイト。肥満に関連した医療費は米国全体で年間47億ドルにもなるとか。

日本人の肥満率は先進国の中では最下位ですが、糖尿病をはじめとする生活習慣病やメタボ症候群になりやすい人種。少子高齢化も影響し、医療費は増大する一方で、米国の肥満問題も他人事ではありませんよね。


ニューヨークでは、これまで肥満は本人や家族の問題として捉えられがちでしたが、事態があまりに深刻化したため、政府や企業が一丸となって問題に取り組みはじめています。

公共の場での喫煙やトランス脂肪酸を禁止するなど、早くから行政主導で健康対策に取り組んできたニューヨーク市。今度は「肥満の一因はソーダやソフトドリンク」と捉え、加糖飲料のサイズ規制に乗り出しました。そしていよいよ、来年3月から、映画館やレストラン、コンビニなどで、スーパーサイズ(473ml以上)の加糖飲料の販売が禁止されることになりました。


1枚目の画像は、今年はじめにニューヨーク市が発表した広告。1960年代と比較すると、ファストフード店の飲料やフライドポテトがスーパーサイズ化して、カロリーが約3倍にもなったそう。糖尿病の危険性も伝えているリアルな内容。

加糖飲料のサイズ規制は、飲料業界団体や市民からも反対の声が上がっていますが、市内で毎年6千人が肥満が原因で死亡している現状ではやむを得ない状況ともいえます。


「Don’t Let Bureaucrats Tell You What Size Beverage To Buy(どんなサイズの飲料を買うか、行政機関に決めさせるな)」というスローガンを掲げたペプシのトラック。
日本でもメタボ検診の義務化や保健指導が進んでいますが、こんな過激な規制をする日も遠くないかも!? まずは自分でコントロールするのが大切ですね!

text by太田あや(Aya Ota)
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BIO ARTS NYC, INC.代表
ニューヨーク在住。米国代替医療協会認定ホリスティック・ヘルス・コーチ。コロンビア大ティーチャーズ・カレッジで統合栄養学のサーティフィケートを取得。ニューヨーク大学大学院のメディア・コミュニケーション分野で修士課程修了。メディア・IT業界での豊富な経験と、食・健康に関する専門知識を組み合わせ、教育・情報発信事業やコンサルティング事業を展開。ライター&リサーチャーとして食・健康・環境などを専門に執筆実績も多数。
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