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最短約40分で行ける東京の楽園・新島。渋谷モヤイ像の故郷は自然がいっぱい

2018/05/26 13:00 投稿

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温泉や洞窟が好きで、日本をいろいろと回っている時に訪れることもしばしば。しかし、洞窟は暗すぎて写真が撮れない!当たり前ですが、温泉内は写真を撮ってはいけない!など、実はうまくお伝えできない残念な場所がたくさんあるのです。今回はどんな場所をお伝えしようかと時期や季節を考えて毎回ご紹介したい場所を選択しています。

そこで今回は、夏にむけてぜひご紹介したい場所を。それは東京都伊豆諸島のひとつ、新島(にいじま)。距離は東京都内から約160km。島の人口は約2,500人。東海汽船の大型船を使用すると、東京・浜松町にある竹芝桟橋から夜行便で10時間35分、高速ジェット船を使用すると2時間20分、飛行機ならば調布の飛行場からなんと40分ほどで到着。スケジュールと予算と相談しながら決めたいところです。

新島の空気は澄み、夜は満天の星空が楽しめ、出土品などから縄文時代から人が住んでいたといわれています。最も特徴と言えるのが、世界ではイタリアのリパリ島、日本では新島のみで採掘されるコーガ石が採掘できること。

実は新島は渋谷の駅前にある「モヤイ像」の出身地なのです。島内いたるところに様々な表情の石像があり、なんだか不思議な雰囲気。かつて村のイベントとして島のアーティストや一般人など、多くの人によって彫られたものだとか。 「モヤイ」とは島の言葉で「協力する・助け合う」という意味なのだそう。

渋谷モヤイ像の故郷、新島。東京都とは思えない秘密の大自然

なんだか気になる形の新島村博物館。新島の歴史がわかりやすくまとめられています。 まずはここに行って島の歴史を知るのもおすすめです。 倉庫を改装したというすてきなカフェを発見!背景の断崖絶壁感がますます日本らしくありません。 南米のどこかに来てしまったかのような気分に。 島の食材を使っているというごはんも美味しい! 石山展望台。ここにも目印のようにモヤイ像がいます!

伊豆七島の中でも最も長く美しいといわれる新島のビーチ。ハワイに匹敵する良質の波に恵まれるため、2020年の東京オリンピックで行われるサーフィン競技候補地となっていました。サーフィンの世界大会も開催され、多くのサーファーが訪れています。

小さく「シークレット」と書かれた看板を発見! かなりの雑木林ですが小さな道を進んでいきます 雑木林が急に開けて碧い海が目に飛び込んできます!なんというスケールの大きさ! よく見ると波の中に人の姿が。 こ、ここは海外ですか!?というような規模の断崖絶壁。 左にテトラポットが小さく見えます。遠くまで続く海岸線は圧巻 瓶に貝が!なんだか誰かのアートのように見えてきます。 流人達のお墓。伊豆諸島は周囲を海で囲まれている事から、古来より流刑の地として利用されていました。 墓地全体には羽伏浦海岸の白砂が敷き詰められ、お墓なのですが明るく美しい印象を受けます。 羽伏浦海岸のメインゲート。ここをくぐると約7kmにもおよぶ白い砂浜が広がります。浜には結婚式の跡が。

新島にはこの他にも無料で入れる温泉や砂風呂、オリーブ色のガラス工芸品があり、トレッキングやハイキング、マリンスポーツも楽しめます。都内から数時間で海外にトリップしたかのような錯覚に。 島は一つの小さな国のよう。島によって雰囲気も文化も食べ物も違います。新島はコーガ石のたくさんの モヤイ像たちに守られた、個性豊かでどこか懐かしい島。ゆっくりした島独自の時間の流れを体感できます。

5月26(土)、27日(日)では、竹芝桟橋で伊豆諸島と小笠原諸島のイベント「しまじまん2018」が開催されます。もちろん、新島のブースもあります。夏休みのお出かけ先を探しに行かれてもいいかもしれませんね。

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