そこで今回は、夏にむけてぜひご紹介したい場所を。それは東京都伊豆諸島のひとつ、新島(にいじま)。距離は東京都内から約160km。島の人口は約2,500人。東海汽船の大型船を使用すると、東京・浜松町にある竹芝桟橋から夜行便で10時間35分、高速ジェット船を使用すると2時間20分、飛行機ならば調布の飛行場からなんと40分ほどで到着。スケジュールと予算と相談しながら決めたいところです。
新島の空気は澄み、夜は満天の星空が楽しめ、出土品などから縄文時代から人が住んでいたといわれています。最も特徴と言えるのが、世界ではイタリアのリパリ島、日本では新島のみで採掘されるコーガ石が採掘できること。
実は新島は渋谷の駅前にある「モヤイ像」の出身地なのです。島内いたるところに様々な表情の石像があり、なんだか不思議な雰囲気。かつて村のイベントとして島のアーティストや一般人など、多くの人によって彫られたものだとか。 「モヤイ」とは島の言葉で「協力する・助け合う」という意味なのだそう。
渋谷モヤイ像の故郷、新島。東京都とは思えない秘密の大自然
なんだか気になる形の新島村博物館。新島の歴史がわかりやすくまとめられています。 まずはここに行って島の歴史を知るのもおすすめです。 倉庫を改装したというすてきなカフェを発見!背景の断崖絶壁感がますます日本らしくありません。 南米のどこかに来てしまったかのような気分に。 島の食材を使っているというごはんも美味しい! 石山展望台。ここにも目印のようにモヤイ像がいます!伊豆七島の中でも最も長く美しいといわれる新島のビーチ。ハワイに匹敵する良質の波に恵まれるため、2020年の東京オリンピックで行われるサーフィン競技候補地となっていました。サーフィンの世界大会も開催され、多くのサーファーが訪れています。
小さく「シークレット」と書かれた看板を発見! かなりの雑木林ですが小さな道を進んでいきます 雑木林が急に開けて碧い海が目に飛び込んできます!なんというスケールの大きさ! よく見ると波の中に人の姿が。 こ、ここは海外ですか!?というような規模の断崖絶壁。 左にテトラポットが小さく見えます。遠くまで続く海岸線は圧巻 瓶に貝が!なんだか誰かのアートのように見えてきます。 流人達のお墓。伊豆諸島は周囲を海で囲まれている事から、古来より流刑の地として利用されていました。 墓地全体には羽伏浦海岸の白砂が敷き詰められ、お墓なのですが明るく美しい印象を受けます。 羽伏浦海岸のメインゲート。ここをくぐると約7kmにもおよぶ白い砂浜が広がります。浜には結婚式の跡が。新島にはこの他にも無料で入れる温泉や砂風呂、オリーブ色のガラス工芸品があり、トレッキングやハイキング、マリンスポーツも楽しめます。都内から数時間で海外にトリップしたかのような錯覚に。 島は一つの小さな国のよう。島によって雰囲気も文化も食べ物も違います。新島はコーガ石のたくさんの モヤイ像たちに守られた、個性豊かでどこか懐かしい島。ゆっくりした島独自の時間の流れを体感できます。
5月26(土)、27日(日)では、竹芝桟橋で伊豆諸島と小笠原諸島のイベント「しまじまん2018」が開催されます。もちろん、新島のブースもあります。夏休みのお出かけ先を探しに行かれてもいいかもしれませんね。
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