ここでしか見れない! 川の上を泳ぐようにはためく「カツオのぼり」
場所は「カツオの一本釣り」でよく知られる高知県黒潮町佐賀の伊与木川河岸。よく見るとカラフルな鯉のぼりは紙で作られていました。南予から高知では日本でも珍しい二期作地域なので、4月の終わりには田んぼに水が張られ田植えも終わっているそう。鯉のぼりとまわりの新緑と田植えを終えたばかりの稲が初夏を感じさせてくれます。
カラフルな鯉のぼりがたくさん! 程よい風もあり、元気に泳いでいます。とてもキレイです! なんとひとつひとつ手描き! みんな表情が豊かで旅の疲れを癒してくれました。カラフル鯉のぼりの先に目をやると、奥にまた雰囲気の違った青い鯉のぼりが並んでいました。せっかくなので近づいて見に行ってみようと思い、田んぼのあぜ道を歩き始めると、、。おや? と、なんだか様子がおかしいことに気づきました。なんと! 元気よく空を泳いでいたのは鯉のぼりではなく、カ、カツオ!!!
遠くに青い鯉のぼりを発見! 気になる! ということで近づいてみることに。 しかし近づいてみると、、なんだか様子がおかしいことに気づきます。鯉のぼり、、じゃなくて、、サ、サンマ!? いや、カツオだ!! 青い! なぜか普通の鯉のぼりより力強く泳いでいるように感じます。なんとこのカツオのぼり、「カツオと鯉のぼりの川渡し」という子どもの成長を願って黒潮町佐賀の坂折地区が平成13年から毎年実施している地元有志たちによるイベントなのだそう。この時期、鯉のぼりのイベントは各地で行われていますが、約100匹ものカツオのぼりが気持ち良さそうに泳ぐ姿はもちろん高知でしか見られない光景。近くの国道56号や道の駅「なぶら土佐佐賀」からも見えるため、観光客にも人気のイベントとのこと。しかし、まさかカツオを泳がせるなんて! こういったその土地ならではのイベントに偶然出会えるのも旅の醍醐味。今年は5月13日(日)までこの「カツオのぼり」を見ることができます。