運気の波に乗れる人、乗りにくい人は何が違う?
たとえば、何かのチャンスがやってきたとき、しり込みをするよりも思い切ってやってみたほうがいい! と、よく言われます。でも、そこに必要なのはやる気や勇気だけではないそうです。
「運気の波に乗れるか乗れないかを決めるのは行動力です。MYLOHASでも『今週のストイック占い』を連載していますが、ここでは、12星座ごとに今週の運動アドバイス、食事アドバイス、マインドアドバイスを紹介しています。これらは、体や運動を司る月の位置から読み解いていますが、こういったアドバイスでも、やってみる人とやらない人がいます。これが行動力です。
たとえば、「半身浴で湯舟に浸かりながら、上半身をゆっくり左右に5回、回しましょう」と書いてあったとします。運気の波に乗れる人は、こういうことも軽々とやってみるのです。ではなぜ、軽やかに行動できるかというと、体と心が整っているから。何かチャンスが訪れた時、思い切って行動に起こせるのは、“自分が整っている”状態でいられるかどうかです」(LUA先生)
自分を整えることが、運気の波に乗ること。そのためには、何をすればいいのでしょうか。
運気とカラダの関係は“シンクロ”
LUA先生は、物事がうまくいかないときこそ、それを蹴散らすようにカラダを動かすそう。そうすると、カラダに生気がみなぎり、沈んだ心を浄化できるのだとか。鬱々とした気分のままそれを放置すると、負のスパイラルに陥ってしまうのです。
「私は20代半ばまで、運動がきらいでした。汗をかきたくないし、ジムに行っても他人と比較して、行くのをやめてしまう。そんな状態でしたが、運動不足で心身に不調が出始めたんです。なんとかしようと、寝る前のストレッチから始めました。そうしたら、眠りの質が良くなり、なぜか3日で3キロも体重が減ったのです。何より、気分がよくなったんですね。
その後、34才のとき占いバーを営んでいました。夜7時から朝の5時までの営業時間で、昼夜逆転の生活。運動しない生活に逆戻り。みるみる体調が悪化しました。お店を閉店し、再び運動を始めると自分自身を取り戻し、理想に近づくことができました。
星の動きと運気にはリズムがあります。それは私たちのカラダも同じ。体内で体液の流れが心地よいリズムを刻んでいます。それが滞るととたんにバランスが崩れてしまいます。運気の流れとカラダをシンクロさせることができると、いい運気を最大に活かせるようになります。だから、運気を上げるには、カラダを動かすことが不可欠。いろんなものを溜め込んだままにしてしまうとめぐりが悪くなり、自分を整えることができません。
私は、寝る前のストレッチを始めてから体を動かすことに目覚め、今では趣味が筋トレというまでに。あのとき、細胞のひとつひとつが元気に生きてくる感覚を知りました。自分を整えると今よりもっとパワーがでます。使い切れてなかった能力が、カラダを通して使えるようになるのです。カラダを動かす方法は何でも構いません。自分が気持ちいいと感じる何かを探してみてください」
ちなみに、どうしても「運動が苦手」という人には、掃除がおすすめ。部屋がきれいになっていく過程は、心に大きな達成感を与えてくれます。また、無心で行うことで頭がスッキリする効果も。あえて高い場所の掃除をするとか、大きく手を動かして窓ふきをするなど、十分カラダを動かすこともできるので、気分を上げるには掃除が一番なのだとか。
感覚を研ぎ澄ますためにはカラダを動かすこと
私たちは毎日、毎瞬、さまざまな判断をして生きています。その積み重ねで、人生が作られていると言っても過言ではありません。つまり、その「判断」はとても重要なもの。よりよい判断を瞬時に下すために必要なのは、研ぎ澄まされた感覚です。ここにも、カラダを動かすことの重要性があるようです。
「普段からカラダを動かしていると、悪い運気を避けられるようになります。それは直観のようなもの。逆も然り、小さな小さなチャンスの波も、遠くからでも感じ取ることができるようになります。いい波が来た時に、自分を整えていない状態で乗ってしまうこともできます。でも、何かは掴めても、もっと掴めるはずだったものが掴めなくなる。感性を研ぎ澄ませておくことは、収穫物のクオリティを上げる。小さな果物ではなく、大きな果実を掴めるようになるイメージです」
健康や美容のためにも運動は必要だけど、感覚を研ぎ澄ます効果もある運動。体内のリズムを正して自分を整え、自分にとって正しい判断を下して運気の波に乗るために、今すぐ運動を始めたい!
運動は小さな修行であり、気づき体験
悟りを開いた人やシャーマンなどは、身体的に極限の状態になったときに気づきを得たり、スピリチュアルな体験をすると言います。LUA先生も、カラダの限界まで運動をしたときに、同様の体験をしたそう。
「ストイックに運動を始めてから、筋トレで体の限界までトレーニングをしたことがあります。その時、体中の細胞を感じたんです。細胞と対話するような感覚。これはとてもスピリチュアルな体験でした。この時から、運動が修行だと考えるようになりました。
そもそも、運動にゴールはありません。続けていくことでカラダもマインドもどんどん変わっていく。何も求めず、ただひたすらにカラダを動かす。これはマインドフルネスでもあり、脳が整理されていく作業でもあります。続けていくことはまさに修行だし、自分と向き合うことも修行。極限まで行わなくとも、運動は自分との対話であり、カラダの声を聞く作業。必ず何かの気づき体験を得られます」
継続するためには、自分にルールを課さないことがコツ、とLUA先生。忙しくてできない日があっても、できる日に再スタートすればいい。大事なのは、自分が気持ちいいと感じること。この感覚も、運動することで分かってくるのだとか。運気の底上げに、カラダとの対話、始めなければ。
もうひとつの感覚を研ぎすます方法
運動以外にも、運気を掴みやすくなる方法があります。キーワードは「勘」と「集中」です。
「現代人は屋内で過ごす時間が多いと思いますが、大自然の中に身を置いてみるだけで、勘が鋭くなっていきます。古代の人たちは自然の中で生き、危険から身を守っていたので、五感の鋭さは現代人の比ではないでしょう。
私たちも自然の中に身を置き、野性の勘を取り戻すことで、小さなチャンスでも掴みやすくなります。
私はダウジングという占いをすることがあります。以前に、街頭で行っていたことがあるのですが、実は屋内でするよりも、外で占った方がより当たるということがありました。これも自然の中で感覚が目覚めたことの効果です。野性の勘が研ぎ澄まされるのでしょう」
そしてもうひとつ、感覚を研ぎ澄ますのにおすすめなのはタロットカード。おどろおどろしい絵柄もありますが、元来はゲームに使われていたものだそう。
「タロットカードというと、そのカードに答えがあるように感じるかもしれませんが、そうではありません。
カードを引き、そのメッセージにじっと向かい合うことで、ぼんやりしていた思考が集中モードに入ります。気づいていなかったことを考えさせてくれ、潜在意識からのメッセージを引き上げてくれます。そして、自分の考えが整理されていくのです。
何気なくひいたカードに思い当たることがなくても、必ず忘れていることがある。もしピンとこないとしたら、感性が鈍っている証拠です。カードに集中して向き合うことで、自分の中の感度を高めていくことができます」
『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』(日本文芸社)
タロットをいちから始める人も、より深く学びたい人も、タロットの使い方、カードの意味、解釈のヒントがよくわかる解説書。実践例や穴埋め式レッスンもあり、これまでの疑問が一気に解消する、タロットのバイブルとなる一冊。
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LUA先生
趣味は筋トレと料理。「肉体に宿る精神は、己の身体機能を使いこなすことで充実できる」という、ストイックで力強い、姐御肌の美人占い師。西洋占星術、タロット、ルーン、ダウジング、数秘術を習得。MYLOHASでも「ヘルシーな1週間を過ごすためのストイック占い」を連載中。著書『78枚のカードで占う、いちばんていねいなタロット』(日本文芸社)、『説話社占い選書①簡単でわかりやすいタロット占い』(説話社)など。LUASPIDER.COM