しかし、一部の心無い排他的なセクシャリティ差別発言や、親からの「もっとこうしないと……」という前時代的な意見に、ついつい「若いうちに」とか「早く○○しなければ」と、焦ってしまっていませんか?
これらの意見は、私たちが持っている「生き様を重ねる美しさ」をすべて閉じ込めてしまいます。
今回は、こうした自分の個性を押し殺す生き方ではなく、毎日をより美しく輝いてあなたらしく生きるための3つのステップをお伝えさせていただきますね。
女性として活躍できる可能性を感じて
私たちが若さを焦るとき、そこには必ず、以前の時代ならではの制約がセットになっています。たとえば、30代の女性の母親にとっては、女性が働いて活躍して結婚も出産もキャリアも自由にコントロールすることは難しい時代でした。そのため、どうしても「自分はそうだったから」という意見で、上の世代からさまざまなアドバイスという名の檻に閉じ込められやすいのです。
そんなときほど、先人のアドバイスはありがたく受け取りながらも、そっと「今の時代」を見つめるようにしてみて。今は女性がキャリアを重ね、女性らしい感性を持って、商品開発やより女性が生きやすいアイデアをどんどん出せる時代です。
出産や育児に対する以前よりも深い理解や、結婚に対する自由もあり、「こうしなければ恥ずかしい」という見方は薄れてきました。
だからこそ、女性をより自由に!というような理念を持った企業や、女性の生き方を尊重し理解してくれる人などと積極的に関わり、まずは自分に自由を許してみましょう。
あなたらしい感受性は、どの道でも必要とされる
次に大切なことは、あなたの女性らしい感受性は、仕事でも必要とされているということを誇りに持つことです。
人は誰しも、ただ役割をこなすだけで生きているのではありません。ただ仕事をこなすだけではなく、そこに対する気遣いや配慮も人との温かい信頼関係を築きますし、また、パッとひらめいたアイデアで、今までになかった打開策が浮かぶ場合もあります。そして何よりも、今は男性にウケるだけではなく、女性が必要としているモノや環境が求められている時代です。
あなたらしく発言したり、あなたらしい提案をしていくことで、「女性目線」であることが新しい発想や視点を生み、それゆえに価値があるのです。
男性化して働こう……とするのではなく、あなたの「心」を軸に置いてみてください。
あなたの経験と愛が、誰かの支えになり、救いになる
そして最後に何よりも大切なことが、あなたが生きてきたことそのものが、価値そのものだということです。
たとえば、過去、あなたが苦しんだことがあったとしても、あなたはその苦しみゆえに、同じような立場に陥った人の気持ちに誰よりも寄り添うことができるでしょう。あなたが愛に破れ、眠れない夜を過ごした経験があるからこそ、それゆえに10代の頃よりも、もっと人を理解し、愛せるようになっているでしょう。こうして、「生きてきた」ということが、今の美しくしなやかなあなたの感受性を作ってくれていることに、誇りをもってください。
たったひとつを気遣うにしても、今のあなたには表面的なものではなく、心から誰かの心に寄り添える深さがある。そうしたあなたの思いを拠り所にし、支えられ、救われる人がいることを、いつでも忘れないでいてくださいね。
今という時代だからこそ、あなたはもっと輝くことができるし、あなたとして生きてきたからこそ、今のあなたで必要とされる。昨日よりも今日、今日よりも明日、より美しいあなたとなって、あなたらしい人生を送ってくださいね。