「寝る前にアレをやらなくちゃ」と思いながらネットサーフィンし、ダイエットしようと思いながらケーキを食べる。そうやって、やりたいことを先延ばしにしている自分に気づいては、「なんて自分は意志が弱いんだろう」と嘆く日々。
でもそういうことって、よくありますよね。「人間だもの」と言ってしまえばラクだけど、結局本当にやりたいことや、やるべきことができないからストレスの元になってしまいます。
そう考えると、やはりなんとかして誘惑から脱したいもの。「でもアダムとイブの時代から、ずっと人が戦い続けている"誘惑"に、勝つ方法なんてあるのだろうか?」と思いませんか?
しかし意外と簡単に、誘惑に勝つ方法があったのです!
それは、近所を1日5分歩くなどのグリーン・エクササイズと、6時間以上の睡眠です。
「えっ、それだけ?」と驚かれるのも無理はありません。そう、ごくごく当たり前のような簡単なことが、じつは意志力を養うポイントだったのです。
もちろん、そこには目的があります。それは自己コントロールができる脳と身体を作るためです。グリーン・エクササイズで身体をリフレッシュさせ、6時間以上の睡眠で脳を強くさせるのです。
確かに精神面では、自己の欲求を見つめる訓練なども大切です。行動で言えば、目標とする新しい行動パターンを習慣化することも大切です。しかし脳と身体のコンディションを正常にしておかなければ、精神力を鍛えるためのモチベーションも保てません。
そしてこういった情報を余すことなく教えてくれたのが、じつは『スタンフォードの自分を変える教室』(大和書房)なのです。こちらの著書は数々の賞を受賞した世界的大ベストセラーだけあって、読みやすく理解しやすいうえに実践もしやすいと好評。現在日本でも多くの書店で平積みされています。
言い訳に満ちた生活にさよならを告げるためにも、もう一度じっくり読みかえしたい1冊です。
「スタンフォードの自分を変える教室」
ケリー・マクゴニガル (著), 神崎 朗子 (翻訳)
出版社: 大和書房 (2012/10/20)
photo by Thinkstock/Getty Images
(知恵子)
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