そんな時、どんなお土産をチョイスすることがベストか悩んだりすることありませんか? シンプルに会食する相手が好きなモノをチョイスすることは正解です。せっかく僕のコラムを読んでいただくなら、もうちょっと別の視点からその答えを導きだしたいと思います。
取引先の女性課長Aさん
ある取引先と会食することがあり、いつものように会食会場へ。そして会食も滞りなく終了しようとした際、取引先の女性課長Aさんから
女性課長A:「TETUYAさん、これお土産にどうぞ」
TETUYA :「ありがとうございます。これ何ですか?」
女性課長A:「すし酢」
TETUYA :「すし酢?笑」
いつもならスイーツなどのお菓子系が多かったので正直面食らう僕。
女性課長A: 「大分で作られているすし酢で、ちょっとご飯にかけるだけで、まるで料亭の味になるの。刺身の漬けをのせて食べたり色々試してみて! うちではあまりに美味しくて常に冷蔵庫に常備してるの」
と熱弁されました。
値段じゃない、お土産を選んだストーリーがそこにはある
正直、初めは「すし酢?」とちょっと小ばかにしてしまった感はありました(苦笑)。ただ女性課長Aさんの熱弁を聞いていくうちに、このすし酢に興味をもってしまい早く帰宅して試してみたいと思う気持ちに変わったのは確かです。
そこにはAさんが料理が好きな僕のことを思って、このすし酢を選んだストーリーがそこにはあったからです。さらにそのストーリーの中に、「自分も愛用してる」というお墨付きが、より僕の興味をひくことになりました。
相手を心をつかむお土産のチョイスは値段じゃなく、そのお土産を選んだストーリーがちゃんと相手に話せるものを選んでみることがポイントですね。
(イラスト・トミムラコタ)