サツマイモは栄養豊富なスーパー野菜
アメリカでは、秋の感謝祭(サンクスギビング)ホリデーの伝統料理「マシュマロをのせたスイートポテトのキャセロール」で活躍するサツマイモ。でも、この色合い濃いおイモ、スイーツの材料だけではもったいない。
ビタミンB6とCがたっぷり、そして心臓の健康を保つ食物繊維とマンガンも。さらに、中くらいの大きさのサツマイモには、1日に必要な量の6倍ものビタミンAが含まれています。アメリカ国立衛生研究所(NIH)によると、ビタミンAはアンチエイジング効果のある抗酸化成分。目の健康に欠かせず、傷が治っていくときに感染を防ぐ働きも。
「ビタミンAは、皮膚を正常に保つために大切」と、ボストン大学の栄養学臨床准教授、ジョーン・サルゲ・ブレイクさん。「構造がくずれてしまうと、細菌やウイルスが体内に入りやすくなります」 サツマイモにはカリウムも豊富。アメリカ心臓協会(AHA)によると、カリウムは身体から塩分を出して、体内の水分のたまり過ぎや高血圧を防いでくれます。
サツマイモをどう食べる?
シンプルに焼いたり、電子レンジで加熱したりするだけでも十分においしいのですが、ほかにもたくさんの調理法があります。柔らかく茹でて(蒸しても、電子レンジでも)、オリーブオイルでソテーした少量のニンニクと一緒にマッシュ‘スイート’ポテトに。四角くカットして、オリーブオイル、パプリカ、塩、コショウを振ってローストすれば、甘さが際立ちます。均一にローストするには、トレイにたくさん並べ過ぎないこと!
<サツマイモのおすすめレシピ>
サツマイモ、あめ色タマネギのピザ
料理サイト「フーディクラッシュ(FoodieCrush)」より、ピーラーでリボン状にカットしたサツマイモを市販のフラットブレッド(円形の平たいパン)にのせて焼いた野菜ビザ。熱々を食べてもいいですし、パーティのおつまみとして室温でも。
タコス味チキンとサツマイモのブリトーボウル
何かヘルシーな夕食向けのメニューをお探しなら、料理サイト「クリスティーンズ・キッチン(Kristine’s Kitchen)」より、残ったチキンを使ったブリトーボウル(ブリトーの具材をトルティーヤで巻く代わりに、ボウルに入れたライスの上)はいかがでしょう。野菜、たんぱく質、そして健康によい全粒穀物など、すべてがひとつのボウルに。カラフルでバランスの取れた一品です。とっても簡単ですから、ウィークデイの家族の食卓にぴったり。
キヌア入りサツマイモとホウレンソウの「スキレット」炒め煮
シリアルの朝食に飽き気味?では、料理サイト「リブ・イート・ラーン(Live Eat Learn)」より、野菜たっぷりでおいしく、おなかもいっぱいになるこの朝食をどうぞ。いちばんいいところ? 完成まで30分足らず。
The Editors of Prevention/30 Days Of Superfoods: Sweet Potatoes For Healing And Heart Health