「30日間スーパーフード」にようこそ! vol.27では、高血圧をはじめさまざまな症状に効果があるサツマイモをどうやって食事に取り入れるかご紹介します。さっそく今日から!

サツマイモは栄養豊富なスーパー野菜

アメリカでは、秋の感謝祭(サンクスギビング)ホリデーの伝統料理「マシュマロをのせたスイートポテトのキャセロール」で活躍するサツマイモ。でも、この色合い濃いおイモ、スイーツの材料だけではもったいない

ビタミンB6とCがたっぷり、そして心臓の健康を保つ食物繊維とマンガンも。さらに、中くらいの大きさのサツマイモには、1日に必要な量の6倍ものビタミンAが含まれています。アメリカ国立衛生研究所(NIH)によると、ビタミンAはアンチエイジング効果のある抗酸化成分。目の健康に欠かせず、傷が治っていくときに感染を防ぐ働きも。

「ビタミンAは、皮膚を正常に保つために大切」と、ボストン大学の栄養学臨床准教授、ジョーン・サルゲ・ブレイクさん。「構造がくずれてしまうと、細菌やウイルスが体内に入りやすくなります」 サツマイモにはカリウムも豊富。アメリカ心臓協会(AHA)によると、カリウムは身体から塩分を出して、体内の水分のたまり過ぎや高血圧を防いでくれます

サツマイモをどう食べる?

シンプルに焼いたり、電子レンジで加熱したりするだけでも十分においしいのですが、ほかにもたくさんの調理法があります。柔らかく茹でて(蒸しても、電子レンジでも)、オリーブオイルでソテーした少量のニンニクと一緒にマッシュ‘スイート’ポテトに。四角くカットして、オリーブオイル、パプリカ、塩、コショウを振ってローストすれば、甘さが際立ちます。均一にローストするには、トレイにたくさん並べ過ぎないこと

<サツマイモのおすすめレシピ>

サツマイモ、あめ色タマネギのピザ

料理サイト「フーディクラッシュ(FoodieCrush)」より、ピーラーでリボン状にカットしたサツマイモを市販のフラットブレッド(円形の平たいパン)にのせて焼いた野菜ビザ。熱々を食べてもいいですし、パーティのおつまみとして室温でも。

タコス味チキンとサツマイモのブリトーボウル

何かヘルシーな夕食向けのメニューをお探しなら、料理サイト「クリスティーンズ・キッチン(Kristine’s Kitchen)」より、残ったチキンを使ったブリトーボウル(ブリトーの具材をトルティーヤで巻く代わりに、ボウルに入れたライスの上)はいかがでしょう。野菜、たんぱく質、そして健康によい全粒穀物など、すべてがひとつのボウルに。カラフルでバランスの取れた一品です。とっても簡単ですから、ウィークデイの家族の食卓にぴったり。

キヌア入りサツマイモとホウレンソウの「スキレット」炒め煮

シリアルの朝食に飽き気味?では、料理サイト「リブ・イート・ラーン(Live Eat Learn)」より、野菜たっぷりでおいしく、おなかもいっぱいになるこの朝食をどうぞ。いちばんいいところ? 完成まで30分足らず。

The Editors of Prevention/30 Days Of Superfoods: Sweet Potatoes For Healing And Heart Health

訳/STELLA MEDIX Ltd.

RSS情報:https://www.mylohas.net/2018/04/sweet-potato.html