私なりに無理なく、ヴィーガンへのこだわり
2年間ほどマクロビオティックを習っていたことがあります。いまは、マクロビやヴィーガン食にストイックではありませんが、そのときに学んだ無理のない動物性→植物性食材へのスイッチは、私なりに毎日の食事に応用しています。
たとえば、タンパク質源として肉や魚は食べますが、量を減らし、代わりに大豆食品やスーパーフードの穀類などを取り入れてバランスをとります。そうした植物性食材を増やすと、カロリー減だけでなく、食物繊維や健康にいい植物性脂肪、各種のミネラルがいっしょにとれるなど、代謝や肌のために“いいこと”が自然とプラスされると実感しています。
ヴィーガンでヘルシーなココナッツパンナコッタを作ります!
たとえば、海藻が原料の「寒天」も、動物由来のゼラチンの代用にマクロビでよく使われます。低カロリーでおやつ作りにうってつけ。今回は牛乳の代用としてヴィーガンにも人気の「ココナッツミルク」をアレンジして、パンナコッタを作りました。
前回のクッキーでも使いましたが、ココナッツ食材はココナッツミルク、ココナッツパウダー、ココナッツオイル、ココナッツシュガーなど、香りも甘くてどれもお気に入り。ココナッツミルクは一般の牛乳に比べて低炭水化物で、脂肪にはエネルギー効率がいいとされる脂肪酸が豊富です。無糖なので、今回は甘みが濃く、実質ゼロカロリーの植物性甘味料「ステビア」を加えました。
さらにマンゴーソースをかければ、フルーティーで大満足なスイーツに。ダイエットにはもちろん、ガラス器や可愛いチョコレート型などで冷やし固めると、ちょっとおしゃれな一品になりますよ。
寒天とココナッツのパンナコッタ マンゴーソース添え
<材料> 作りやすい分量
ココナッツミルク缶 1缶(400ml) ココナッツミルク(飲料・無糖)または無糖アーモンドミルクか無調整豆乳 1カップ 粉寒天 4g ステビア(無添加・粉末) 大さじ2ソース
冷凍マンゴー 75g 水 大さじ2<作り方>
鍋にすべての材料(ソース以外)を合わせ、中火にかける。泡立て器などでかき混ぜながら寒天を煮溶かし、ふつふつとして全体がとろりとなじんだら火を止める。 粗熱が取れたら、好みの型に流し入れる。冷ましてから、冷蔵庫で30分以上冷やし固める。 マンゴーと水をミキサーにかけてなめらかなピュレ状にし、ソースを作る。食べるときに(2)にかける。Kelly's ワンポイント
料理やお菓子作り用のココナッツミルク缶はかなり濃厚。風味を薄めないように、今回はサラサラとしたドリンク用の無糖ココナッツミルクで濃度を調整しました。無糖であれば、アーモンドミルクや豆乳で代用してもコクが出ます。
ステビアは植物性甘味料として、オーガニック・100%無添加のパウダーが市販されています。飲み物や料理にも砂糖と同じ感覚で使え、少量で甘みがついてダイエットに便利ですよ。
フルーティーなココナッツパンナコッタの完成!
次回は、手軽なタンパク源の「卵」をKelly流に料理。朝食に食べたい簡単華やか栄養たっぷりなスクランブルエッグ3種のアレンジレシピをご紹介します。
撮影 島村緑 / 取材・文 山崎さちこ(シェルト*ゴ)
Kelly(ケリー)
ブラジル・サンパウロ出身。健康的な美しさを魅力に、モデルとして数々のファッション誌、ファッションショー、広告などで幅広く活躍中。ワークアウト、ヨガ、キックボクシング、ブラジリアン柔術などに造詣が深く、料理好きからローフードマイスター、スーパーフード & スーパーフードスポーツマイスターの資格を取得。ヘルシーなライフスタイルが女性から支持されている。 [公式ブログ/インスタグラム]