最近は、女性の薄毛が本当に多いですね。特に多いのは、頭頂部が薄くなる薄毛。
頭頂部というのは、二足歩行の人間にとって、一番「重力」の負荷がかかる場所。体の皮膚や筋肉のたるみ、顔のたるみ、全てのたるみの「支点」は頭頂部の筋膜と呼ばれる筋肉の薄い膜なのです。
頭頂部がものすごくがんばって支えているの、想像できますか？ 負荷がかかればかかるほど、ピーンと張り詰めて「もう、これ以上持ちこたえられません！」と悲鳴をあげ、毛髪を育む余力もない状態が薄毛につながってしまいます。
完璧主義、喫煙者、睡眠不足の人は要注意！
どんな人にこういう状態が置きやすいかというとズバリ、こだわり屋の完璧主義さん、タバコを吸う方、頭脳労働者で睡眠時間が足りていない人などです。思い当たりますか？
こういう女性は、頭皮の血流が滞って弾力も発毛力も低下しがち。そこへ重力やストレスといった負荷がかかるとさらに張り詰めて血流が絞られ......と悪循環になります。
百会（ツボ）を押する痛みがある人はストレス過多の証拠！
いま、薄毛じゃないから安心、という人も頭頂部の「百会」というツボをギュッと押してみてください。百会はちょうど頭のてっぺんに位置しています。そこが痛い！という人は、頭頂カチコチ予備軍。相当ストレスが溜まっています。
薄毛対策にはマッサージ＆ナチュラルシャンプーを！
改善には絶対的に「血流」が必要ですから、シャンプーをするときや気がついたときに、頭皮を頭頂部に向かってモミモミしてくださいね。見た目には青白く透明感があり、弾力がありつつ柔らかい頭皮が目標です。
ついでに言うと、頭皮は経皮吸収率がかなり高いので、できるかぎりナチュラルなシャンプー＆リンスをお使いになることをおすすめします。
エネルギー的に見ると、頭頂部は第7チャクラ。高次のエネルギーが出入りする場所と言われています。直感や他者とのつながりを意味する場所でもあるので、ここが固いということは、心が閉じていて人を受け入れられていない、という可能性も。オープンマインドで人と接することが「課題」なのかもしれません。
その他の理由として、女性ホルモンの乱れというのも考えられます。更年期や授乳中、子宮や卵巣の疾患がある場合は、その可能性が高いですね。授乳期以外の場合、心配でしたら婦人科を受診してくださいね。
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text by 岸紅子（NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事）
大学時代にホリスティック医療と出会い、多くの代替療法を研究。美容家としていち早く、ホリスティック(包括的)ビューティのメッセージを発信し、NPO法人日本ホリスティックビューティ協会を設立。2010年秋から「ホリスティックビューティ検定」開始。トークショーをはじめ、雑誌・WEB・新聞・テレビ・ラジオなど、多くのメディアでも活躍中。
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