1.ソーシャルライフをもっとアクティブに
年齢を重ねるごとに薄れて行く親密な人間関係も、人とより積極的に関わることで補うことが出来ると、研究者は指摘しています。あなたを輝かせるボランティア活動はありますか?
2. 人生を前向きに考える
コロラド大学コロラドスプリング校の研究によれば、若年層は人生のネガティブな情報の方を気にするのに対し、55歳以降は、ポジティブなこともネガティブなことも同じように注意を払うとのことです。
3. 惜しみない心を持っている
シンガポールのある大学によると、年配の人は若者よりも、見知らぬ人でも援助したいと思うようです。
4. ささいな日常に多くの幸せをみつける
2014年の研究によると、非日常的な経験はあらゆる年代に幸福感を与えるものですが、年配の人は若い人に比べ、子供たちとのおしゃべりや美味しいものを食べるといった毎日の何気ないひとときに、多くの喜びを感じるそう。
5. むやみに人を妬まなくなる
2015年の研究によると、若者は年配の人に比べて、特に容姿や、恋愛、社会的な成功について他人を羨ましく思うそうです。
6. 日常生活における満足度が高い
65歳以上の人は若い世代に比べ、自己存在理由、社会的地位、財力、コミュニティ、身体面など、人生における重要事項で目標を達成してこれたと答えています。
7. 自分が"シニア"だなんて思ってない
ある研究によると、70歳以上の人は、自分自身を実年齢より13歳ほど若く感じているとのことです。
8. 認知症の発症は低下している。
2017年のある研究によると、65歳以上の認知症の割合は2000年から2012年で3ポイント近く低下しています。
9. 簡単にはだまされない
年配の人は認知症の衰えから消費者詐欺にだまされやすいと言う専門家もいますが、カナダの科学者が年配者は他の年代よりも被害にあいにくいという証拠を発見しました。それはどういうこと? 積み重ねてきた経験や生活様式の変化、収入などが年配者を詐欺被害から守っているのかもしれません。
10. 脳機能の低下も前向きに考える
加齢に伴う脳機能の低下は、それまでに得た膨大な情報を処理しているから、とする研究結果もあります。
11. 問題解決力が高い
ある研究によると、年配者は若者に比べクリエイティブな問題解決方法を考えるのに長けているとのことです。
12. あと2〜5kg太っても大したことない
オーストラリアの研究者によると、65歳以上で太り気味、またはBMIの健康基準値の上限に近い人の死亡率は、実際には下限に近い人よりも低いということです。
13. 元気で長く生きる
ハーバード大学の研究によると、過去20年間寿命は延びていますが、それにも増して身体機能を損なわずに過ごせる年数が延びています。
14. 恐れていることは実際それほど起きない
大規模な調査の結果では、若年成人の半数以上が歳をとってからの記憶障害を心配していますが、実際に発症するのは年配者の1/4に過ぎません。
15. 質の高い睡眠で安らげる
年齢を重ねると睡眠時間は減って来ますが、良いこともあります。スイスでの研究結果によると年配者は、より質の高い睡眠が取れており、日中もスッキリ起きていられるとのことです。
16. 「高齢」の定義が変わってきている
2015年の研究によると、今日の高齢者は、20年前の同世代に比べて、高い認知能力を持っており、健康で幸せな状態だと感じているとのことです。
17. 学習能力はまだまだ向上する
50歳から79歳までの人は、大事なことに集中し関連性の低いことは聞き流せる能力があり、更にそれを高めることさえできるでしょう。
18. 無駄な対立はしない
一般的に、家族との衝突は歳をとるごとに減っていきます。ある研究者はどの理由の一つを、人は歳をとると感情のコントロールが上手くなり、若者と比べて対立的な姿勢を取らないようになるからだと言います。
19. いつまでも力強く
どの年代でも鍛えて得られる筋量に違いはありません。正しい運動をすれば、70代でさえ、20代の若者と同じような筋量をつけられます。
20. より良いことのために優先順位を変える
SPPS(Social Phychological and Personality Sceience) の研究によると、年配者は若者に比べて、お金よりも時間の持つ価値を重視するとのことです。その姿勢がより大きな幸せにつながっていきます。
Karen Cicero/20 Reasons To Love Your Age
訳/コニャック 編集/八谷和代