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ココナッツオイルとシアバター、どちらが保湿力に優れている?

2018/01/11 02:00 投稿

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人工香料、パラベン、鉱物油を含まない優れたモイスチャライザー(保湿剤)を探しているとき、たくさんの商品を買って試してみるのは高くつきます。では何から始めたらいのでしょう? 肌に自然なうるおいを与えるもっともポピュラーなものが、ココナッツオイルとシアバター。正真正銘、どちらも単一成分で、余計な添加物は一切入っていません。 「両方ともエモリエント効果があり、うるおいを与え、肌をなめらかにするのによいですね」と語るのは、トロントの自然療法医、サラ・キング。これまでずっとアトピーやドライスキンに悩まされていた彼女は、市販のあらゆるオイルやクリーム、ローションについてひと通りの知識をもっています。ココナッツオイルとシアバターはどちらもよい選択肢だと彼女は言いますが、それぞれにはっきりとした違いがあるのも事実。そこで両者を比較してみました。

ココナッツオイル

メリット:ココナッツオイルは抗菌性なので、真菌感染症でお悩みなら役に立つでしょう。また、うるおいを逃さずキープする点でも優れています(オリーブオイルやアボカドオイルのような重めのオイルほど有能ではありませんが)。 デメリット:ニキビがある場合、ココナッツオイルは油分が多すぎるので悪化させる可能性があります。つけすぎに注意、というのがキングのアドバイス。なぜなら、オイルが肌をカバーして閉塞を起こすからです。ココナッツオイルは、肌にうすく塗ることが大事です。

シアバター

メリット:シアの木の実からとれた油で、キングいわく、ココナッツオイルとくらべるとややモイスチャー効果が高いです。さらに良い点は、抗炎症性があること。肌の炎症をしずめる優れた効果を発揮します。キングはまた、すり傷や小さな傷(たとえばラズベリーのトゲなどで腕にできたひっかき傷)などを治すのにシアバターが重宝することも発見しました。 デメリット:アレルギーがない限りは特になし

結論

僅差でシアバターの勝ち。「私は両方とも好きです」とキングは言っていますが、シアバターがわずかに優勢となったのは、あらゆる肌質にあう点と、うるおいを与える力が優れているから。しかしキングによれば、実際にはふたつを一緒に使用することで効果が高まるとのこと。シアバターの炎症をしずめる作用と、ココナッツオイルの抗菌性が組み合わさるからです。 ベストな効果を得るには、肌の水分をキープするためにシャワーのあとすぐにモイスチャライザーをつけるようにしましょう。「お風呂のあとに肌にオイルを塗ることで、表皮から水分が奪われていくのを遅らせます」と語るのは、マサチューセッツ州ニュートンでホリスティック医療を行っている皮膚科医のヴァローリ・トレロアです。バージンオイルタイプのココナッツオイルとシアバターなら、より抗酸化作用があるため、紫外線からのダメージや空気中の汚染から肌を守るのにもよいとのこと。

何を買ったらよいのでしょう?

コールドプレス製法でつくられたココナッツオイルとシアバターを探してください。特に熱処理などの抽出技術は、より早く酸化を促進するため(つまりオイルが痛みやすい)油分にダメージを与え、化学物質も残留するとトレロアは指摘しています。加えて「農薬にさらされるのは最小限に抑えるべきだと思うので、オーガニックのものが最適」とのこと。

モイスチャライザーを探すとき、ぜひ参考にしてみてください。

Rebecca Straus / Coconut Oil Or Shea Butter? And The Better Moisturizer Is... 訳/Maya A. Kishida

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