ここ数年、好奇心に誘われたフランス人女性の中には、この糸ピーリングの効果にやみつきになっている人も出ており、サロン以外でも自分でできる糸脱毛のノウハウが紹介されています。
ちなみにこの糸ピーリング、メリットとしてはお金がかからない、エコロジー、旅行などにも極めてコンパクト、特に顔に関しては速い・正確・持続できる、毛が細いタイプの人に最適、短い毛にも有効などが挙げられています。一方、デメリットとしては、慣れるまでトレーニングが必要、少し指が疲れる、太い毛には不適合、広いゾーンの脱毛には時間がかかる、などという声も。
まず気をつけることは、慣れないうちは肌を傷めたりすることがあるので、何回か練習を重ねることだそう。やり方を読む前に、まずは手っ取り早くフランス人のMAkeUpByYasssさんによる糸ピーリング術を動画でご紹介します。スムーズに眉まわりのむだ毛を処理する彼女に関心してしまうはず。
★セルフ糸ピーリングの方法★
1:必要であれば、糸との摩擦が起きやすい親指、人差し指、中指指先のテーピングをする。
2:細すぎず太すぎない、肌をフレキシブルに滑るタイプのコットン糸を選び、約50センチの長さで切って両端をしっかりと結ぶ。
3:親指&人差し指、人差し指&中指、どちらかやりやすい方の組み合わせを選んで、あやとりをするような感覚で指で上からかぶせるように糸を持ち、長方形を作る。
4:糸を指4本で持った状態で5〜8回程ねじり、真ん中に糸玉を作り、三角形が2つできた状態にする。
5:ここからが重要!指を交互に開いたり閉じたりしながら、中央の糸玉を動かす。この、糸を持った指の開閉のテクニックに慣れるまで、何度かトレーニングを繰り返す。
6.ついに実践へ。毛の生える方向と平行になるように糸をあて、
脱毛したい毛(主に眉やその周辺、口周り)を、片方の糸の三角形の角に合わせる。毛が生えている方向とは逆から毛を引き抜くことをイメージすることが大切(糸が長くてやりにくいと感じたら短くする)。
7:他方の三角形の面積を広げてゆくように指を開いて中央の糸玉を動かし、その動きと共に毛が抜かれる仕組み。滑りが悪くなったら、糸を交換することも忘れずに!
さて、皆さんはどんなピーリングを選択しますか?
text by下野真緒(Mao FRANKIEWICZ SHIMONO)
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南仏在住ジャーナリスト/エディター。東京都出身。慶応義塾大学法学部政治学科卒。女性ファッション誌編集部を経てフリーランスエディターに。パリ・南仏へ留学後、フランス南西部に移住。パリ発webmagazine・chocolatmagにて連載コラム「南仏新婚journal」、GLAM/GLAM MOMSサイトで「南フランスのいい予感。」、ELLE mamanなどにて執筆中。フランス人のライフスタイルほか、社会問題、時事ネタにも関心深い。
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