その味わいは限りなくまろやか。香りが高く、紅茶を注いだカップからはやさしい香りが漂います。旅の途中、この紅茶の香しさが何度となく心を満たしてくれたのは言うまでもありません。紅茶自体に自然な甘さがあるため、お砂糖を入れず、ストレートで美味しくいただけるのも嬉しいところ。
知る人ぞ知る、標高600mの大地で育まれた銘茶「みやざき有機紅茶」を育てているのは、宮崎県五ヶ瀬町にある「宮﨑茶房」。なんと、標高620m〜700mに位置する茶畑(!)で茶葉を栽培、加工までを一貫して行っています。
宮﨑茶房の茶畑。畑からは阿蘇山をはじめとする九州の山々が見える。(写真提供/宮﨑茶房)じつは五ヶ瀬町は、日本では数少ない"釜炒り茶"の産地として知られているだけでなく、九州においては最も標高の高いお茶どころ。五ヶ瀬産の釜炒り茶は品質が良く香り高いと、愛好家の間で親しまれています。
作り手の温かい想いと太陽の光を浴び、茶葉はすくすくと育つ。(写真提供/宮﨑茶房) 紅茶専門店も認める、香り高いこだわりの茶葉五ヶ瀬産のお茶の特徴は、香りの高さです。それは、釜炒り茶(緑茶)に限ったことでなく、紅茶も同様です。五ヶ瀬は標高が高く、その環境は茶葉の育成には大変なこともありますが、それゆえに、他にはない、花が咲いた時のような華やかでやわらかい香りの紅茶ができやすいようです。(宮﨑茶房 宮﨑さん)
五ヶ瀬産のお茶の香りが評されるわけは、寒暖差が激しい、標高の高い大地でのお茶づくり。宮﨑さんの香りへの追求もひとしおです。
本来は、茶葉を完全に発酵させて作るのがスタンダードな紅茶の製法ですが、あえて、適度な状態で発酵をとめています。試行錯誤の結果、それが五ヶ瀬の茶葉の香りを最も引き立てることがわかったのです。(宮﨑茶房 宮﨑さん)
宮﨑茶房の紅茶はその香りの良さが評価され、都内の有名紅茶専門店などでも取り扱われているほど。「みやざき有機紅茶」には、その茶葉を含めた、いくつかの品種がブレンドされています。
同シリーズには、自家栽培の生姜をブレンドした生姜紅茶などもラインアップ。生姜のパワーが欲しくなる寒い季節にもぴったりのドリンク。和紅茶の優しい香りが、癒しのひと時を与えてくれます。
商品撮影/yonevanlife
取材協力/宮﨑茶房
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