実は1960年代から医療用として使用されていたMCTオイル(=MCT:medium-chain triglycerides)。日本では中鎖脂肪酸オイルと呼ばれています。近年になって急に注目をあびるようになったのは、ダイエット本「シリコンバレー方式」の影響があったから。体重140キロあった著者がオイルを使って50キロ以上の減量に成功したことから、ハリウッドのセレブを中心に人気が拡大していったものと思われます。
ココナッツオイルには約58〜68%含まれる中鎖脂肪酸も、MCTオイルならば100%含まれ濃厚。それなのに無味無臭なので、使い勝手も非常に良い。ただし冨谷さんによると、オイルの沸点が160度と低めなので、揚げ物や炒め物には不向きなのだそう。けれどこの沸点を越えなければ問題がないので、スープなどの仕上げに入れてもよいのだとか。効果的で簡単な摂取方法はコーヒーやスムージ―に入れたり、またドレッシングに使用するとおいしいそうです。
体脂肪の蓄積を抑制、すばやくエネルギーに代えてくれるMCTオイルは特に、スポーツ選手にも人気のあるオイルです。その理由は少量でもエネルギー保持できるから。一般的な油分よりも水に溶けやすいMCTオイルは肝臓にて素早く分解されてエネルギー源となるため(分解スピードは通常の油分の4倍から5倍の速さ)、体内での吸収・代謝が早いのはもちろん、内臓脂肪や皮下脂肪として蓄えられることがありません。またもう一つの人気の秘密は「脳にもいいから」。脳のエネルギー源であるブドウ糖に代わるケトン体の生成を促進するといわれていることから、アルツハイマーや認知症への有効性が研究され続けています。
MCTマヨネーズは新鮮タマゴと、国産リンゴから作られたリンゴ酢で一味も二味も違う
一番人気は、やっぱりMCT100%オイル。クセがないからいろんなものに使いたい
便利でおいしく、毎日飽きずに食べられる。家族みんなが好きな味がそろう
これからのシーズン、外食する機会も増えていきます。家庭ではいつものオイルをMCTオイルに変え、アクティブに動けるからだづくりを心がけるのもいいですね。
[仙台勝山館]
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