オメガ3系脂肪酸は、細胞膜をしなやかにし、肌をキレイにしてくれるほか、中性脂肪を減らすはたらきは医薬品として使われているほど。健康はもちろん、女性の美にも大きく関係している栄養素でもあります。
その一方で、個人的には食事からとりにくい栄養素だな......と感じているのも正直なところです。
栄養カウンセラーに聞く、オメガ3の上手な摂り方オメガ3系脂肪酸の種類としては、マグロやサバといった青背の魚に多いDHAやEPA、エゴマオイルなどに多いα-リノレン酸があります。α-リノレン酸は体内の酵素によってEPAやDHAに変換され使われていますが、最近、この変換があまりスムーズに行われていないことがわかってきた様子。それを受け、オメガ3は魚で摂るようにしています。
とはいえ、魚を手軽に摂るのはなかなか難しい。肉に比べて下ごしらえなどの手間がかかるものが多く、加熱をすると栄養素が壊れやすくなるし......。ハードルが高いと感じることもしばしば。
魚が食べたいけれど包丁を握るのもしんどい、という夜にでもできるような、手軽で簡単な方法はないかなと模索していたところ、オーソモレキュラーの勉強でお世話になっている栄養カウンセラー、伊藤夕里亜さんから斬新なアイデアをいただきました。
お刺身をそのまま味噌汁に入れるそれはお刺身の活用。なんでも、彼女の故郷・九州では、魚を味噌汁に入れることは関東に比べて一般的なことのよう。そのため、刺身をそのまま味噌汁に入れたらいいのよ、とのこと。なるほど、それなら簡単! と、それからはいろんなお魚で試しています。刺身なのでそれほど加熱しなくてもよく、オメガ3が壊れにくいのもメリット。たっぷりの大葉をちぎって入れたり、チューブのしょうが、冷凍の刻みねぎを入れれば身体が芯からポカポカ。タンパク質がしっかりとれるのもうれしいところです。
夜になるとスーパーで、半値で売られていることも多いお刺身。これまでは「冬に冷たいものはちょっと......」とスルーしてきましたが、いまでは率先して買うようになりました。一段と寒くなってきましたが、こんな温かい味噌汁でほっこり、元気を取り戻すのもいいなと思っているところです。
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