今のファッションで欠かせないのは、抜け感。さらりとシャツのボタンを外す、Vニットを直接肌に着る、デコルテの広い凝ったドレスにあえてノーアクセを選択するなどーー胸元の演出は、抜け感の雰囲気作りに欠かせません。けれど、そんなおしゃれ心を萎えさせるのがブラの、「中央のチラ見え」。第二ボタンまではずしたい、深いVネックで華やかにしたいという時に限って、こんにちは、してしまう。こればかりは運命なのでしょうか? そう思っていた時に出会ったのです! ラ・ペルラのVブラに。
自由の鐘が心に鳴りまくる!老舗の3センチの革命ラ・ペルラと言えば、高級ランジェリーブランドとして、常にランジェリー界の頂点に立つ、イタリアの老舗ブランド。1954年の創業以来、その耽美的ともいえるデザイン&クオリティで、目の超えた女性たちを満足させるコレクションを発表し続けているキング オブ ランジェリーブランドです。そんなラ・ペルラで、Vブラを見た時、"この手があったか!"と思わず唸りました。なぜなら、この中央の革新的な「深いV」。ここまで下がっていれば、シャツやニットから、ドレスからのチラ!が、もう無いのです。つまり抜け感の演出が自由自在になります。
根っから美人効果もあるデコルテマジックさらに、深いVのデコルテによって、首が長く見える効果もあります。首が長い、というのはお得なのです。何がお得かというと、うなじや鎖骨など女性らしいパーツがグッと引き立つ、顔が相対的に小さく見えるなど、美人度が確実にアップするのです。おしゃれ以前に、その人自身が美しい、そんな自信も与えてくれる、ポジティブ効果もある、このVブラ。
ドレスにも使われるルレックス社のラメ糸を使った繊細な刺繍糸を使用し、胸の立体感をさらに引き立てたデザインはグラマラスな清楚さ。これだけ凝っていて、しかもエントリー価格なのが嬉しい!ブラジャー¥18,300(税抜)ショーツ¥10,900(税抜)/ラペルラ 構造の天才、パッドの天才? Vブラの着け心地は、ヘブン(天国)
けれど、こういう構造だとホールド感は大丈夫?と思われる方もいるでしょう。確かに、中央の厚みがないと、まずアンダーで胸を支える、というブラの定石からしてみれば、不安を感じるのも、ごもっともです。が、そこがコンシャスな名品。
このブラは、アンダーカップから"上に縦に"胸を支えることで、安定感やバストアップ効果を出しているのです。それは肩が凝るようなテンションでなく、その着け心地は、まるで手でそっと支えられているかのような軽さ&快適さ。快感ですらあるのです。おそらくブラの構造や、カップの構造から、徹底的に再構築したのでしょう。天才的なひらめきと技術。そしてその仕上がりは、まさにザ・ペルラ胸! サイドのすっきりした、丸い高さの品のある印象の胸に!
メンズライクなチェックとレースとの意外性のあるミックス感が新鮮!アンダー部分に小窓のような切り込みが入ったセンシュアルなデザインは、アンダーベルトだけで胸をホールドしていないからこそ可能な粋なデザイン。ブラジャー¥73,500(税抜)、ショーツ¥47,000(税抜)/ラペルラ ランジェリーを着けていないような最高のランジェリー
このデザインが生まれたきっかけは、クリエイティブディレクターの、ジュリア・ハートは、「とにかく女性をブラのストレスから解放したかった」と語ります。まさにコンシャスな発想。Vブラの発売は昨年からですが、今や世界的に大ヒットし、主力商品として、様々な色、ヴァリエが増えています。さあ、どのデザインで初体験いたしましょうか!
サテン地の光沢感、発色の良さは、このブランドの得意とするところ。鮮やかなブルーは、肌の透明感を引き立てる効果も。(写真は参考カラー)ピンク、パープルの2色展開。ブラ¥16,700(税抜)、ショーツ¥8,100(税抜)/ラペルラ ピンクのアクセントは、ただ可愛いだけでなく、胸や腰の立体感を強調する配置というこった仕上がり。この微差が大差に。根っから綺麗な印象を底上げしています。(写真は参考カラー)ピンク、パープルの2色展開。ブラ¥16,700(税抜)、ショーツ¥13,800(税抜)/ラペルラ
文/清水久美子