今回は、カブを使って、お鍋に、切った野菜と豚バラ、水と出汁パックを入れて煮るだけの簡単メニュー「カブと豚バラの和ポトフ」を作ります。
コンソメやハーブを効かせたポトフと違い、鰹の効いたお出汁で煮込む、おでんの様なほっこりレシピ。お手軽なパックタイプの鰹節を使用し、出汁を取るところから丁寧に作るのも美味しさの秘訣です。
和風だしで、コトコト火にかけてる間に、葉と茎のニンニク醤油炒めのトッピングを用意。仕上げにたっぷりかければアクセントに。身体に優しくたっぷりと旨味と栄養の詰まったスープは、ほっこりできる最高のストレス解消ごはんになりますよ。
栄養価が高いのは、カブの実より葉! image via shutterstockカブの丸い実の大部分は水分。栄養面では、ビタミンCやカリウム、消化酵素のジアスターゼが含まれており胃もたれや胸やけにも効果的です。実よりも栄養価が高いのが葉の部分。カロチン、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCのほか、カルシウムなどが豊富に含まれています。
カブの葉は、茹でてから冷凍保存が可能たっぷりのお湯に塩を加え、さっと塩ゆでします。水分を絞って冷凍します。半解凍して好きなサイズにカットして、煮物や炒め物の色どりに使えて便利です。
おいしいカブの選び方実はハリがあって、傷が無く、ひげ根が少ないもの。葉は緑が鮮やかでピンとしていて瑞々しいものを選びましょう。
カブと豚バラの和ポトフ<材料>2人分
小カブ 6個
玉ねぎ 中2個
豚バラ肉 100g
鰹・出汁パック 2袋
昆布 5×5cm
水 1L
A
酒 50cc
みりん 40cc
白だし醤油 40cc
カブの葉と茎 適量
米油 大さじ1強
ニンニク 1/2片
醤油 小さじ1
みりん 小さじ1
<下準備>
(1)小カブの皮を剥き、縦半分に切る。
(2)玉ねぎは皮を剥き、縦半分に切る。
(3)昆布は繊維に逆らうようにハサミで細く切る。
(4)カブの葉と茎は1cm幅に切り、よく洗って水切りしておく。
(5)ニンニクはみじん切りにする。
<作り方>
(1)鍋にカブと玉ねぎ、豚バラ肉をぎゅうぎゅうに詰める。
(2)上から水を注ぎ、細くきった昆布と出汁パックを入れる。
(3)中火でゆっくりと加熱していき、沸騰したらアクを取り除く。
(4)弱火から中火にし、Aを加えて蓋を閉める。約30分コトコト煮込む。
<トッピング>
(5)フライパンにニンニクのみじん切りと油を入れ、弱火で香りが立つまで炒める。
(6)カブの葉と茎を加えて炒める。
(7)しんなりしたら、醤油とみりんを絡めて火を止めて器に盛る。
※出来上がったトッピングはじゃこや、白ごま、七味などを加えれば自家製のふりかけにも変身。ごま油に代えて炒めるのもオススメです。
参考文献:「からだにおいしい野菜の便利帳」高橋書店
(フードコーディネーター・料理のツボ研究家 つちだ縁)