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霜降の日からの過ごし方:季節の変わり目、薬味系食材と紅葉狩りで活力アップを

2017/10/23 07:30 投稿

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まだ10月なのに、ずいぶんと寒くなりました。秋をゆっくりと楽しむ間もなく、季節は一気に冬まで進んでしまったように感じますが、暦のうえでは「季節の変わり目」の真っ只中です。 暮らしに活かす二十四節気「霜降」の過ごし方

「霜降(そうこう)」
・毎年10月23日頃
・太陽と地球の関係:210度

今日(2017年10月23日)は、二十四節気の「霜降」です。霜降は、北部や高地ではそろそろ霜が降りはじめる頃で、暦のうえでは秋の終わりを意味しています。霜降の次にめぐってくる二十四節気は「立冬」です。毎年、霜降を含む立冬直前までの約18日間を「秋の土用」といいます。

土用とは、年に4回ある季節の変わり目のこと。体調を崩しやすい時期のため、いつも以上に自分の体を気遣い、養生につとめることが大切です。

薬味を活用して風邪をひきにくい体作りを

都心でも寒さを感じはじめ、冬の到来を予感させる霜降の頃は、風邪をひきやすい時期。風邪の予防法はいろいろありますが、日々の暮らしに取り入れやすいのは「薬味」を活用する方法。ネギや生姜、にんにく、わざび、唐辛子、レモンなどを、毎日の食事に少しプラスしてみましょう。これらの薬味系食材は、体のめぐりをよくして、免疫力アップが期待できるといわれ、風邪をひきにくい体作りに役立ちます。

また、自然界の勢いが少しずつ弱まっていく晩秋は、理由もなく物悲しい気分になったり、思い悩んでしまったりと、気分が沈みやすい時期でもあります。発散させるには、薬味系食材ならではの、辛味や苦味、酸味といった刺激が効果的です。

次にめぐってくる二十四節気の「立冬(11月7日)」までコツコツと続ければ、体調も気持ちも上向きの状態で、冬を迎えることができます。

紅葉を楽しんで自然のパワーをチャージ!

毎年、霜降を迎える頃になると、北国や標高の高い場所から紅葉の便りが届きます。そこでオススメしたいのが「紅葉狩り」です。「狩る」といっても、梨狩りやブドウ狩りのように、紅葉を採取するわけではありません。紅葉狩りとは、山野をたずねて色づいた葉を観賞することです。

そもそも紅葉狩りは、7世紀頃に風流な暮らしを好む貴族たちの間で行われた遊びでした。紅葉見物をしながら宴を開き、紅葉をテーマに和歌を詠んで楽しんだわけです。

私たちにとっては、あまり馴染みのない紅葉狩りですが、凛とした空気を吸い込みながら秋色に染まった木立の中を歩くことを想像すると、気持ちがいいですよね。

わざわざ山や森まで遠出をしなくても、近所の公園や並木道を散歩しながら色づいた葉を眺めるだけで、その気持ちのよさを味わえるはず。昔から日本人が慈しんできた紅葉を愛でながら自然のパワーをチャージすれば、冬に向かっていく体に活力を与えることができるでしょう。

次に巡ってくる二十四節気は、「立冬(2017年11月7日)」です。

イラスト・カイフチエリ

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image via shutterstock

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