こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。今回は、相手を虜にする会話術の恋愛レッスン編です。誰しも好きな人がいて、その人からよく思われたり、大切にされたりということを望んでいるもの。

でも、「じゃあいったいどうすれば距離感を縮められるの?」というと、なかなか難しいですよね。その理由は、ただ闇雲に会話をしただけでは、自分の意図が伝わらなかったり、恋愛とは別の方向にいってしまうから。そんな悩みを解決するために、深層心理レベルで相手とわかり合うための3つのコツをお伝えさせていただきますね。

1.愛してる(自分視点)よりも、愛しているから、どうできる?


私たちはつい、言葉で「愛している」「好き」と伝えがちですよね。もちろん、その言葉も嬉しいことは嬉しいのですが......。けれど、その愛しているが独りよがりになってしまうと、「言ってるだけだよね?」と思われてしまいます。

そんなとき大切なことが、「言葉以上に行動でどうできるか?」と考えてみること。たとえば、好きだと言う前に、相手を気遣って連絡を控えることも愛情かもしれません。

闇雲に感情をぶつけるよりも、忙しさを考慮して「もしできることがあったらいってね」と伝えることが咲きかもしれません。好きだと表現する前に、そっと好きな本を渡してみたり、リラックスできるアロマを紹介してみたり......。愛しているプラス、行動。これにより、言葉に深い愛情が乗り、ただ伝えるよりももっともっと愛が伝わるようになるのです。

2.相手の言葉のレベルにあわせて表現してみて


そして、会話をする際に大切なことが、「言語レベルを合わせる」ということ。たとえ日本語で会話をしていたとしても、「その言葉の背景に何があるのか?」を意識しないと、「噛み合わない」というケースも出てくるんですね。

例えば、「紅葉が綺麗だね」と情緒を感じている一方で、「葉っぱが散るからゴミ掃除が大変そう」と言ってしまうと、もうこの会話は「情緒を分かち合いたいのにできない」という悲しみにしかなりません。同様に、「仕事が大変で」と相手が言っているときに、「大変さを理解して欲しい」という苦しみを差し置いて、「これはこうすればいいよ」とアドバイスをしてしまうと、相手は拒絶されたように感じてしまいます。

「その会話を、どんな気持ちで言ったのか?」
「何を言って欲しいのか?」

ちょっと面倒かも知れませんが、ただ言葉を言葉として捉えるのではなく、その裏の気持ちを察してあげることで、配慮というあなたの深い愛が伝わるようになります。

3.相手のすべてを慈しむ。心からの尊敬と尊重を


たとえば、話していて、「どうしてそう思うの?」「でもそれは違う」と思うこともあると思うのです。

相手が好きだからこそ、「それをしてほしくない」。
相手が好きだからこそ、「私のためにこうしてほしい」。

理性のある大人であったとしても、喉もとまで出かかることもあると思うんですね。

そんなとき、それでもなお、すぐにその言葉を言ってしまわず、相手のその気持ちや在り方、したいという意志を、尊重するようにしてみてください。もちろん、心に「こうしたほうがいいのになあ」という感覚は残ると思います。

でも、それでも、今目の前にいる相手は、それをしたいと思っている。否定は、どんなものでも「拒絶された」という孤独感を生み出します。だからこそ、「丸ごと」相手を受け止めてあげてくださいね。

たかが言葉ですが、言葉ひとつで愛を深めることもできるもの。好きって伝えたい、そこをぐっとこらえて、あなたの愛情を会話で広げてみてくださいね。

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