表参道という立地でありながら古民家をリノベーションした店舗は、まるでコーヒー農園にある山小屋に来たように静かで、コーヒーの香りにつつまれる空間。1階がコーヒー豆の販売、2階はカフェになっていて、蔦のからまる窓からの太陽光で、ゆったりとリラックスできます。
約30種類もあるシングルオリジンコーヒーには、生産者の顔や国名、コーヒー豆の特徴などが書かれています。「農園主の数だけ、コーヒー豆の個性はある」と、生産者と語り合うことで見つけてきたこだわりのコーヒーが並んでいます。
コーヒー豆というと、多くはブレンドされて売られているので、シングルで30種類というのは圧巻。選ぶのは悩ましいと思ったら、競技会に出場しチャンピオンや入賞経験があるトップレベルのバリスタが、「豆のコンシェルジュ」としてアドバイスしてくれます。「フローラルな香りで、シルクを思わせるような質感と繊細で上品な味わいです」と、まるでワインを選ぶような表現。店頭に並ぶ豆はすべて、試飲させていただくことも可能。これなら、自分好みのコーヒーが見つかりそう。
表参道店のみで手に入る特別なコーヒー豆もコーヒーがワインのように表現されていますが、コーヒーもドライフルーツやスイーツとのマリアージュも楽しめるそう。今回、試飲させていただいて感じたことは、コーヒーの酸味って、フルーツみたいだということ。酸味が強いタイプが苦手でしたが、飲み比べてみると酸味の違いで好きなタイプもあり、シングルならではの楽しみ方ができます。ちょっとお砂糖を加えると、少し大げさかもしれませんが、フルーツジュースのイメージになるものも。いろいろ試したくなりました。
また、コーヒー豆のオークションにて丸山珈琲がCOE史上最高価格で落札したという「2017年ホンジュラスCOE1位 オスカー・ラミレス」も発売。80gで8,100円(税込)と高額ですが、カフェでトップバリスタにいれてもらって1杯900円(税込)でいただくのもいいかも。そのほか、高級赤ワインと並び称される最高産地のケニアのなかでも選りすぐりの3種類のコーヒー豆が表参道店で限定発売されます。
<表参道店限定発売>キニャリ ピーベリー、カムワンギ ピーベリー、ニエリ・ヒル ピーベリー 各100g / 988円(税込)※喫茶の場合は各802円(税込)コーヒーって、こんな楽しみ方があるのだと新たな発見ができる、まさに「Discover Coffee」。おいしいコーヒーのいれ方も教えていただけて、テイクアウトもできるので、コーヒーをもっと楽しみたくなりました。
「丸山珈琲 表参道 Single Origin Store」
住所:東京都港区南青山3-14-28
電話番号:03-6447-5238
営業時間:10:00~21:00