しかし、だからと言って、闇雲にポジティブな言葉を使ったとしても、それは「こんなことないよね」と無意識に否定することになり、逆効果です。今回は、より成功し、私らしく幸せになるための「口癖・言葉の変え方」について、3つのコツをお伝えしていきますね。
1,「私」を重視して話すこと!
まず基本的なこととして大切なことが、「私」を主語として話すということです。アイメッセージという言葉を聞いたことがありますか?これは、「私はこう思っている」と私を主体にして伝えることで、「あなたはこうなんでしょ!」と相手を責めずにコミュニケーションがとれるという意味です。
でも、これを、相手との交渉や話し合いの場だけではなく、普段から使うように心がけるんですね。
「私は今、あなたに評価されてとても嬉しい」
「私はこんなふうに努力して、会社のために貢献しました」
「私はあなたのことをこう思っています」
こうして、相手が、周囲がではなく、「私が何を思い、感じているのか?」を普段からよく考えるようになることで、人生の主導権を「会社が」「あの人が」「彼が」ではなく、「私」に取り戻すことができます。すると、自然に「私はこう思う」「私はこうしたい」「私はこれができた」というように、あらゆる場面で「私という存在感」を出せるようになるのです。
2,否定的な思考の後に、「でも......」と考える人生を悪くするクセのひとつが、否定クセ。良いことがあったとしても、「でも悪いことが起きたら......」とか、褒められても「でもあの人よりも出来ていないから......」とか、ついネガティブなことを考えてしまうことがあります。こうして、過去の出来事を参照して、「もしこうなったら?」という予防線を張るのは、悪いことではありません。けれど、あまりに予防線ばかりだと、おそるおそる綱渡りをするような生き方になってしまい、大胆に輝くことはできないのです。
そんなときは、否定的な考えを、さらに「でも!」と肯定するように心がけてみてください。もしも失敗したら?でも、死ぬわけではないし、助けてくれる人が私の周囲には大勢いる!私は完璧じゃない。でも、そんな私でも、人を喜ばせたことも、素晴らしい仕事をして貢献できたこともある!こうして、「でも......否定」の後に、さらに否定で肯定的なことを付け加えること!
こうして「それでも私はできる!」「これでいい!」と、より素晴らしい過去や周囲に目を向けられたとき、現実も結果も、素晴らしいものに変わっていきます。
3,幸せを感じたとき、「これでいい!」と付け加えるそして最後に大切なことが、素晴らしい経験や嬉しいことを、全力で肯定するということです。たとえば、道行く男性にドアを開けてもらった。「ありがとう」とエスコートに対してお礼を伝えることはあるかもしれません。ここでさらに、「これでいい!」と心の中で付け加えてみてください。上司から評価されたら、感謝とともに「これでいい!」友人に共感してもらい、優しくしてもらったとしたら「これでいい!」。コンビニで丁寧に接してもらうことも、楽しい会話ができたことも、素敵な男性から声をかけられたことも、全部「これでいい!」を付け加えてみましょう。
こうすることで、あなたの深層意識には、「幸せなことがあっていい=こうした幸せな出来事が起きて当然なんだ」という許可が生まれます。ひとつの嬉しい出来事を、こんなふうに「これでいい!」と100%受け取れるようになると、こうした経験が特別なことではなく、どんどん頻繁に起こるようになるのです。
このように、言葉一つで、私たちは自分の意識を変えることができます。そしてその結果、主体的に前向きに生き、どんどん幸せになっていく人生へとつながっていくのです。
一言で、運命は変えられる。まずは3つの言葉から初めてみてくださいね!1年後、あなたの人生は、もっと幸せに、もっと美しく輝いていることでしょう。