恋愛成就だけでなく、人、場所、もの、風景、判断や決意など、あらゆるよい縁を求めて多くの人が参拝に訪れます。
私が何年か前に島根を旅したのは、出雲大社への参拝はもちろんのこと、民藝運動ゆかりの窯や、お菓子屋巡りをするため。茶の湯をきわめた松平不昧公が藩主として治めた歴史のある島根県松江市は、京都・金沢に並ぶ日本三大菓子どころの一つ。美しい茶菓子を作る老舗が多くあります。さらに、出西窯や湯町窯で食事やお茶の時間を楽しむための陶器を買い込んだり。宿泊は、美肌の湯と名高い玉造温泉。祈り、味わい、暮らしの道具を求め、日頃の疲れを癒しました。
そのときの旅のおともに持っていったのが、『怪談』でおなじみの小泉八雲が、松江や出雲など島根や日本の風土を詩情豊かに綴った随筆集『日本の面影』。出雲大社近くの蕎麦屋や、松江の茶室、松江城のお堀端で本を開くと、すーっと清々しい気持ちになれました。そういえば、「にほんばし島根館」で求めたものも、口にしたあと、体の中が清らかになったような気がするものばかり。不思議な力を感じます。
常々、またゆっくりと島根を旅したいと思い、「にほんばし島根館」に立ち寄り買いものをしたとき、旅のパンフレットももらってきました。世界遺産に登録される石見銀山や、隠岐や津和野もと計画を立てています。
「食べるお守り 大豆と米粉のシリアルバー」あさつ日々忙しく過ごす中ほっとひと息つけるよう、小腹が空いたとき気軽に満足感を得られるよう、がんばる人を応援するおやつとして誕生したシリアルバー「食べるお守り」。ずっしり食べ応えがあるうえ、トランス脂肪酸ゼロ、小麦粉、乳、卵、白砂糖不使用で、グルテンフリー。島根県産を中心に、体を気遣う原材料で作られています。
その中の一つが、『出雲国風土記』にも登場するハーブ「アカメガシワ」。抗酸化成分を含有し、定期的に摂取する検証の結果、肌のキメの改善効果が確認されたそう。その他に使用されているのが、米粉、大豆シリアル、甜菜糖蜜、菜種油、ピーナッツ、きな粉、玄米パフ、有機レモン、食塩。それぞれの素材の力がぎゅっと詰まって、滋味深い風味に。
「来間屋生姜糖」来間屋岩盤浴に通っていたとき、浴後のお茶請けに添えられていたのが、この「来間屋生姜糖」。汗をかいたあと、ほっとひと息できるうえ、体のぽかぽかを保つことができました。
基本の原材料は、島根県簸川郡斐川町出西地区で収穫される出西生姜と砂糖。中でも秋に採れる「古根」と呼ばれる生姜だけを使用しています。出西生姜は繊維が小さく、煮ると生姜特有の甘みと香りを損なわぬまま溶解するのが特徴。炭火で生姜の絞り汁と砂糖を溶かし、銅製の型に流し込む製法は、来間屋創業以来300年以上変わりません。
板チョコレートのような板状の生姜糖もあるけれど、気軽に食べやすいのが、一口サイズにカットした生姜糖をキャンディのように薄紙で包んだ「ひとくち糖」。さらに三色の詰め合わせは、生姜糖、生姜糖(紅麹)、抹茶糖と異なる風味を楽しめます。バッグやポケットに忍ばせ、お出かけのおともにも。
「えごま茶」スサノオ出雲松平不昧公が茶道を広めた歴史もあって、出雲地方には古くから茶葉の生産やお茶を喫する文化が根付いています。自宅で家族と、ご近所同士集まって、お客様のおもてなしにも。お菓子をおともに一日に何度抹茶や煎茶などを味わいます。
「にほんばし島根館」にも、多くの種類のお茶が並んでいますが、中でも出雲市産のえごま100%の「えごま茶」は、女性や健康志向の人たちの間で評判の品。えごまは、血管を柔らかく若返らせると言われる栄養素・α‐リノレン酸を含む食品として近年注目を集めています。α‐リノレン酸は体内でEPA(エイコサペンタエン酸)に変わると、血管中に溜まったコレステロールを排出する手助けや、弱った血管機能を回復させる効果が期待できるそう。その他にも、中性脂肪を低減させたり、動脈硬化や不整脈を予防したり、認知症予防や記憶学習向上など、様々な効果への期待が研究されてきました。
この「えごま茶」は、ティーパックタイプなので、急須だけでなく、マグカップや水筒でも簡単にお茶が作れます。私もこの夏は体を冷やさぬよう、水筒に温かいえごま茶を入れて持ち歩いています。
原材料は、邑南町・坂根牧場で生産され「グリコ高原特選牛乳」にも使用される日和高原生乳と、砂糖(ビート)のみ。低脂肪・低カロリー・高栄養のローファット牛乳を、水分だけ飛ばすようにコトコトと、8時間かけて煮詰めたトロンとなめらかなミルクジャム。ジャム100g中のカルシウム含有量は220mgで牛乳の2倍。脂質は100g中、0.2gのみでとてもヘルシー。トーストやパンケーキ、いちごなどのフルーツ、コーヒーや紅茶に合わせても。甘く優しくミルキーな食感を家族みんなで安心して味わえます。
[にほんばし島根館]
住所:東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル1F
電話:03-5201-3310
営業:10:30~19:00
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