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美髪アドバイザーが伝授。正しいブラッシングの方法7

2017/08/18 21:00 投稿

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美しい髪をキープするため、みんなシャンプーやトリートメント選びに熱心になったり、スタイリングを頑張ったり......、でも、そんなハウツーやアイテム選びと同じくらい大切なのに見落としがちなケアが「ブラッシング」です。髪がキレイな人が必ず実践しているブラシの選び方や使いこなし方を、美髪アドバイザーの田村マナさんに教えていただきました。簡単で、でもいつものケアの効果を何倍にもするブラシテクニックをしっかり学んで。 Q1.ブラッシングするメリットは?

A.汚れも落ちるしツヤも出る。メリットがたくさん!
ブラッシングはもつれた髪をほどいたり、スタイリングのためにするものと思っていたら大間違い。田村さんいわく「ブラッシングにはたくさんの効能があります。その第一が、汚れを落とすというもの。髪に付着したほこりなどの汚れはもちろんですが、頭皮を刺激して不要な角質や皮脂汚れを浮かすという側面も。それに、とかすことでキューティクルが整うのでツヤが出ますし、キューティクルが閉じることでダメージに強い髪にもなります。ブラッシングはヘアケアの一環ととらえてほしいですね」

Q2.動物毛のブラシがいいって本当?

A.髪は動物毛、頭皮はナイロンがおすすめ。兼用タイプが便利!
プロのヘアメイクさんは必ず動物毛のブラシを持っているというし、やっぱり髪にいいイメージが。「天然の猪や豚の毛を使ったものは、開いたキューティクルを整えたり髪のほつれとくのに最適です。でも、ブラシには頭皮をケアするという目的もありますよね。そのときには、ナイロン製で先端が丸くなっていて、弾力があるブラシのほうがおすすめです」(田村さん)。ではブラシを2つ用意しなければいけないのかというと、実はいい方法が!「たとえばラ・カスタのヘッドスパブラシ貝印の艶髪-ADEKAMI-パドルブラシなど、動物毛とナイロンの両方を植えているブラシがあります。こういったタイプなら髪も頭皮も両方ケアできますよ」

Q3.頭皮の汚れを落とすブラッシングの方法って?

A.歯ブラシのイメージで、優しく細かく!
「ブラッシングで頭皮ケアもできる」といわれても、いまいちピンときていない人も多いのでは?その方法を田村さんにうかがいました。「歯磨きのとき、丁寧なブラッシングで歯茎の汚れをかき出しますよね。頭皮のブラッシングもそれと一緒なんです。だから力はいれすぎず、あくまでも優しく、細かく行うこと。弾力があって柔らかいブラシを使って、地肌に軽くあててとかせばOKです。頭皮ケアのときのポイントとしては、"下から上へとかす"こと。毛流れに逆らって、はえぎわから頭頂部に向かってとかし上げるといい刺激になります。ちょうどポニーテールを作るようなイメージで、2〜3回行ってください。毛穴周りやその奥に詰まった皮脂や角質を浮かせたりかき出すことができ、しかも血流もよくなりますよ」

Q4.いつ、どのくらいの頻度でやるの?

A.短時間でいいので、1日3回を目安に
「私はシャンプー前、ドライヤーの仕上げ時、朝のセットのときの3回ブラッシングします」と田村さん。まず大切なのは、シャンプー前の「汚れを浮かせる」ブラッシング。「ブラッシングとお湯洗いで、髪と頭皮の汚れの8割はとれると言われているほど!それに、必要だとはいってもシャンプー剤の使用は髪にも頭皮にも負担がかかります。シャンプー前にブラッシングして汚れの大部分を浮かせておけば、同じ量のシャンプー剤でも効率よく汚れを落とせて負担が減ることになります」。また、ドライヤー後のブラッシングには、開いたキューティクルを整えてツヤを出すという効果も。朝にスタイリングする人ならオイルなど髪を熱から守るアイテムを使い、さっとブラッシングすることでダメージを防ぐことも可能に。「髪は摩擦に弱いので、ブラッシング時間はごく短くて大丈夫。ブラッシングを効果的に取り入れれば、ダメージを防げるしツヤも出るしといいことづくめですよ」

Q5.ブラシのお手入れはどうしたらいい?

A.リーズナブルなものを買い替えるという手もあり

髪がからまったり、スタイリング剤やオイルがついてしまったり......。そんなブラシのお手入れはといえば「クリーンな状態で使いたいので、汚れてきたと思ったらお湯洗いしたり中性洗剤で洗ったりするのがおすすめです」と田村さん。確かに、高級なヘアブラシならお手入れキットがついていたりもするけれど、ちょっと面倒かも......。「そういう方は、消耗品と割り切ってリーズナブルなものを買い替えるのも手です。万単位のいいブラシを丁寧に使うのもいいのですが、3000円以下の手頃なものを買って、汚れたり毛が広がってきたりしたら買い替えるのもいいのでは? お手入れする自信がなければ、歯ブラシと同じような感覚で買い替えてOKです」

Q6.ブラッシングでありがちな勘違いはある?

A.「上から下」は髪を傷める原因に

「髪をとかすとき、頭頂部から毛先へといきなりとかす方が多すぎます!」と警鐘を鳴らす田村さん。「特に髪が長い方は要注意なのですが、一気にとかそうとするともつれた髪にダメージとなることが。毛先から少しずつとかしていき、頭頂部から下ろすのは最後にしてください」。ロングヘアの人ならまず髪の中央部分を片手でおさえ、逆手で毛先からとかすのがおすすめだとか。間違っても頭のてっぺんからバリバリとかすことのないよう、ご注意を。

Q7.スタイリングには専用のブラシが必要?

A.整える程度なら兼用でOK。しっかりブローしたいなら専用ブラシを!

田村さんによれば、軽くスタイルを整えるだけならケア用のブラシをスタイリングにも兼用してもいいのだそう。「ただし、ブローのときは専用のものを使うほうがスタイルを作りやすいしツヤも出ます。たとえばボリュームを出したいなら、空気がたくさん入るスケルトンブラシを。ツヤを出したいなら動物毛のロールブラシで髪を軽く引っ張るようにブローすることを意識して。特に、髪が細くてコテで巻いても持続しないという方は、専用のブラシを使いながらブローでベースを作るのがいいですよ」

田村マナ
美髪アドバイザー。エル・ド・ボーテ代表取締役。日本毛髪科学協会認定毛髪診断士、日本スカルプケア協会認定スカルプケアリスト。自身がストレスから20代半ばにして抜け毛に悩まされ克服した経験をもとに、美髪を育てるメソッドの啓蒙や製品の開発に携わる。著書に『髪が10年若返る 頭皮ケアで始める美髪バイブル』(講談社刊)

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