そして今年は沖縄に長めに滞在できることになったので、本島と離島の両方に行くことが出来ました。
まずは、本島の恩納村へ。真栄田岬の近くの一軒家を借りて数日を過ごしました。真栄田岬はシュノーケリングをすると魚やサンゴが沢山観れるのですが、とても人気で混んでいることが多いのです。そこで今年はその近くにある裏真栄田ビーチと言われている穴場の静かなビーチで過ごすことに。
宿泊先には透明のカヌーが置いてあって自由に使えたので、毎朝お弁当を作って、家の前の浜辺から家族3人でカヌーに乗り、その先にある裏真栄田ビーチまで舟を漕いで行き、毎日夕方まで海に潜ったり、洞窟をのぞいたりして過ごしました。
干潮時になるとゴツゴツした岩やサンゴが水面から顔を出して、その隙間を色とりどりの小さな魚たちが沢山泳いでいます。そして美しい貝殻やウニの殻もたくさん!でもあまりビーチでノンビリしていると停めていたカヌーが引き潮で陸に上がってしまうので、時間を気をつけなければいけません。
毎日、こんなに潮を気にしながら過ごしたのは初めてで新鮮でした。そして数日後、本当は慶良間諸島へフェリーで移動するはずだったのですが、台風の影響で高波がひどく連日高速船が欠航になってしまい、那覇に2日間缶詰になってしまいました。そこで急遽、本島の南側、糸満のジョン万ビーチというところへ行ってみることに。このビーチも裏真栄田ビーチに似ていて、天然のビーチなので、ゴツゴツした岩やサンゴが多いのですが、私達は白い砂のビーチでのんびりするよりも、海に潜って魚を観察したりするのが好きなのでピッタリでした。本島なのでそんなに期待していなかったのですが、潜ってみると裏真栄田以上に色とりどりの魚が多くて、ちょっと深いところまで行くだけで、まるで絵本のスイミーのような魚の大群が、海中高速道路のよう私達の足元をすごいスピードで泳いでいる姿が観られ驚きでした。
帰り道には、垣花樋川(かきのはな ひーじゃー)という、全国の名水百選にも選ばれている水場に寄りました。百選の中でも最初は全国で31件が選ばれこれに入選したそうです。垣花樋川は集落の南側にあって、石畳の急な坂道を100メートルほど降りていくと、左側のうっそうと繁った林の中腹岩根から湧水が湧き出ています。
まわりは棚の水田が広がりとてものどか。そして、その先には海が見渡せる美しい場所でした。この場所はパワースポットとも言われているようなのですが、本当に空気が澄んでいて神聖な雰囲気が感じられました。インターネットで見るよりも、小さくてちょっとした場所だったのですが、なんとも心地良くてまた必ず来たいなと思った場所です。そして、翌日からは念願の慶良間諸島、阿嘉島と座間味島へ!次回は後半の旅を紹介したいと思っています。