「お米でできたアウトドアスプレー (レモングラス)」はエタノール(米発酵)、水(新潟のスギ蒸留水)、シトロネラ、ハッカ葉油、シダーウッド、ユーカリ葉油、レモングラス葉油、グリセリン、というシンプルな処方です。「ディート」を使っていないので、肌の弱い方や、お子さまも安心して使うことができます。また、オーデコロンや、ルームスプレーとしても活用できるそう。「パルマローザ」の香りもあります。
国産無農薬米でできたエタノールの可能性お米でできたアウトドアスプレーをプロデュースする「ファーメンステーション」は、岩手県奥州市で「米からエタノールとエサを作る地域循環プロジェクト」を手がけています。10年ほど前から、放棄された休耕田、転作田を活用し無農薬、無化学肥料米の作付けをスタート。収穫されたお米からエタノールを作り、化粧品やアロマの原料として販売しています。
お米のエタノールを製造しているのは、岩手県奥州市にある奥州ラボ。また、エタノールを作る過程でできる米もろみ粕は石けん「奥州サボン」の原料に、エタノールは、アウトドアスプレーの他にも、「コメッシュ(消臭スプレー)」にと、素材は余すことなく活用され、国内で製造されています。
「エタノールを製造した後の粕は、鶏のエサにもなります。その卵や鶏糞を水田にまけば、米や野菜の栄養になります。商品を作るだけでなく、仲間と一緒に野菜を販売したり、岩手県奥州市でツアーを行うこともありますよ」と、ファーメンステーション酒井さん。
お米でできたアウトドアスプレーを選ぶことが、日本の美しい田園風景を保つ一助になると知ると、「シュッシュッ」するときのよろこびも増しそうです。
※放射性物質不検出。原料米、米もろみ粕、エタノールともに検査済み(株式会社キューサイ分析研究所)です。