彼女たちは、実はただ「容姿を磨く」「所作を磨く」ことをしているわけではありません。なぜ、思わず振り返ってしまうほどの輝きを放っているかというと、それはマインドの力です。私たちは、その人の「オーラ」を感じるんですね。その「オーラ」は、内面から輝いているからこそ、発せられるものなのです。
1.あふれるほどの美は、深い自己肯定から起きるその目に見えない美の正体の一つは、深い自己肯定です。深い自己肯定とは、単に「私はいい女!」というような表面的な自己肯定ではなく、「私はどんなときも、私であっていいし、どんな私も私」という、あらゆる自分を承認することです。たとえば、仕事ができて調子がいい!そんなときは、自分のことも認めやすいですよね。でも、調子が悪いときは、「ああ、やっぱり駄目な私で......」と捉えがちです。けれど、ここで自分をネガティブにジャッジするのではなく、
「人間だからそんなときもあるね」
「普段よく頑張っているから、疲れてしまったのかもしれない」
「本当によくやっているね」
と、周囲の評価とは別に、しっかりと自分の努力や存在を認めているのです。こうすることで、「どんな私も、私」という穏やかで揺るぎない自信が生まれます。それが凜とした美しさになり、雰囲気となって周囲にも伝わっていくのです。
2.人が好き。その思いが根底にあること美しさの条件のひとつに、「愛」があります。ここでの愛は、「素敵な彼とデート」というような恋愛のことではなく、「私はそれでも人が好き」という、人間に対する信頼感です。どうしても生きているといろいろな人と問題が起きることもあって、そんなときは、「もう人間なんて嫌い!」と思ってしまったり、「やっぱり人は信じられない」と不信感を抱いてしまうこと、ありますよね。でも、こうして傷ついたことによって心を閉じてしまうと、それが拒絶感になり、相手に冷たい・否定している印象となって伝わってしまいます。
けれど、いろいろなことが起きたとしても......やっぱり人は優しいし、話せば分かる人もいる。勇気づけてくれる人もいる。そして、人は変わることができるから、あの人もいつか変われるんじゃないかな。こんなふうに、一時的な嫌なことに引っ張られず、「それでも人を信じたい」「それでも人が好き」と思える人ほど、温かい深い愛が他人にも伝わるようになるのです。
そして、こうした美しい人は、実は「循環」のエネルギーを持っています。循環とは、常に同じところに留まらず、いつも新鮮な流れを持っていること。水でも、ずっと同じ場所で貯まっていたら、だんだんと停滞し、よどんでいきますよね。けれど、ずっと流れている清流は、一時的に濁ったとしても、すぐに美しい清らかな光を取り戻すことができます。
この水の循環のように、美しいほどは、ひとつの結果に満足しません。結果が出たからといって傲慢になったり、そこにしがみついたりせず、常に「自分は何を貢献できる?」「これからどんな楽しいことをしていける?」と、新しいエネルギーと発想をまとっているのです。だからこそ、いつ逢っても、何度逢っても、新鮮で、はじめてあったときのような美しい輝きを印象づけられるのですね。
人生の流れを創り、ひとつの気持ちに留まることなく、常に周囲に心を開いて自分を信じてあげること。人は、いつでも、いつからでも変わることができます。あなたも美しい流れを取り入れて、美を循環させ、人から求められる素晴らしい女性に今日から変身してみてくださいね。