紫外線の季節はすぐそこ! これからのシーズンは、毎日の日焼け止めケアが必要になってきます。せっかくなら、肌に優しいオーガニックの日焼け止めを使ってみたいけれど「オーガニックのものって効き目がなさそう」という声をチラホラ聞きます。でも、本当にそうなのでしょうか?
ここで、紫外線の一般的な知識を絡めながら、オーガニックと通常の日焼け止めの違いについてまとめてみます。
〜point1〜
UVA&UVBを同時にカバーする日焼け止めを選ぶべき!
ーーUVAとUVBの違い
紫外線には、波長の短いUVBと波長の長いUVAの2タイプがあり、UVAは雲やガラス窓も通過するので皮膚の奥まで届くというのが一般的。シミの大敵となりやすいUVAをカバーしているオーガニックの日焼け止めならば、効き目がなさそうという心配は無用です。
ーー石油由来、自然由来、どちらを選ぶ?
通常の日焼け止めは、紫外線を防ぐフィルターに石油由来の成分を使っているものが多いのだそう。一方、オーガニックのものは自然由来。同じ効果があるのなら、パラベン、香料、合成保存料などが使われないオーガニックを選んでもいい気がします。
〜point2〜
SPF値が高いからいいとは限らない!
SPF10とSPF50のもの、じつは、その効き目には大差はないのだそう。数値は、肌が赤くならないタイムリミットが短いが長いかを示しているだけのものだからです。50のものは長時間対応できるから塗り直さなくても大丈夫、と思っても、汗で流れてしまえばそれこそ本末転倒。
また、コーティング力の強い日焼け止めは、通勤などの日常生活で使い続けると、肌に負担をかけ続けることにもなるので注意が必要です。
〜point3〜
PA値がしっかり入ったものなら安心
SPF値がUVB波を表すものに対して、PA値はUVA波を表すもの。基本的に、2〜4時間でどれくらい肌が黒くなるかを測定したものと考えられ、「PA+」は生活紫外線対策、「PA++」は屋外活動対策、「PA+++」は長時間の屋外活動に対応したものなのだそう。一般的には、「PA++」でSPF15〜20のもので日常の紫外線対策は良しとされているのだそう。
〜point4〜
オーガニックの日焼け止めを選ぶなら
「アルコールフリー&エッセンシャルオイル控えめ」を!
オーガニックの日焼け止めにも、マイナス点は指摘されています。それは、アルコールを多く含むタイプのものだと、肌を乾燥させる原因になるということです。また、エッセンシャルオイルがあまりにもリッチに含まれているものは、アレルギーをひきおこしやすいと指摘されているので注意が必要です。
紫外線は一年中お肌を刺激し続けているものなので、汗をかきやすい季節に向け、こまめに塗り直すことを心がけたいです。