血液をサラサラにする効果がある玉ねぎと、腸内環境を整えるヨーグルトは、それだけでもからだにいいことは十分知られていますが組み合わせると、単体で食べるよりからだに良いはたらきがあることがわかりました。
その効果として、まずは、便秘解消。便秘解消に欠かせないのが食物繊維で、玉ねぎヨーグルトには、水溶性食物繊維のイヌリンが多く含まれているので、腸内環境を良好にするため便秘解消に役立ちます。
腸内環境を整えれば美肌も叶いますし、腸にはからだの免疫細胞の7割が集中しているので、腸内環境を整えることは、免疫力アップにつながります。さらに、腸内細菌が短鎖脂肪酸をつくり出すことで、食欲抑制、代謝アップなどダイエットにいい効果がたくさん期待できるんです。
玉ねぎヨーグルトはそのままでも食べられますが、普段の料理に加えれば、味をまろやかにしてくれたり、コクをアップさせてくれたりとおいしくなる効果も。いろいろな料理に使えるので、毎日続けられます。
この2つの食材を使って作る「玉ねぎヨーグルト」の作り方と毎日続けられる38のレシピを紹介しているのがその名も『玉ねぎヨーグルト』(井上 裕美子 著,木村 郁夫 監修 ワニブックス)です。
パンにのせたり、野菜にかけたり、納豆に混ぜたりとそのままでもおいしくいただけるのですが「玉ねぎヨーグルト」の作り方とおかずレシピを『玉ねぎヨーグルト』の中からピックアップ。
<材料>(作りやすい分量)
玉ねぎ 1/2個(100g)
ヨーグルト(無糖) 200g
塩 小さじ1/2
<作り方>
1.玉ねぎを切る
玉ねぎは繊維に垂直の方向に薄切りにします(スライサーを使用してもOK)。そうすると、辛味成分が抜けやすくなり、食感もやわらかくなります。
2.辛味を飛ばす
薄切りにした玉ねぎを30分程おいて辛味を飛ばします。ざるなどに広げてなるべく空気にさらすようにすると効果的です(辛味が気にならなければこの工程は省いてOK)。
3.ヨーグルト、塩を混ぜる
2の玉ねぎとヨーグルト、塩を混ぜ合わせます。保存容器の中で混ぜても構いません。
4.冷蔵庫で一晩おく
すぐに食べられますが、ふたをして、冷蔵庫で一晩おくと、玉ねぎがしんなりとして食べやすくなります。2〜3日で食べきりましょう。
ヨーグルトの酸味で辛さがマイルドに。玉ねぎヨーグルトは最後に加えるのがポイント。
<材料>(2人分)
豆腐(絹ごし) 1丁
にんにく 1かけ
ごま油 小さじ1
豚ひき肉 100g
豆板醤 小さじ1/2
(A)
水 100ml
みそ 大さじ1
しょうゆ、はちみつ 各小さじ1
(B)
水 大さじ1
片栗粉 小さじ1
玉ねぎヨーグルト 60g
ラー油(またはごま油) 適量
<作り方>
1.豆腐は水をきり、1.5cm角に切る。にんにくはみじん切りにする。
2.フライパンにごま油を熱し、豚肉を押し広げるように焼く。片面に焼き色がついたらほぐすように炒める。にんにくと豆板醤を加えて炒め、香りが立ったらAを入れる。煮立ったら豆腐を入れて2〜3分煮詰め、よく混ぜたBを回し入れて薄くとろみがついたら火を止める。
3.玉ねぎヨーグルトを加え大きく混ぜ、器に盛ってラー油をたらす。
ヨーグルトピザトーストレシピ気軽に作れるピザトーストは朝ごはんやランチに。玉ねぎヨーグルトを一番下に広げるのがポイント。
<材料>(2人分)
トマト 1個
ケチャップ 小さじ2
ピーマン 1個
ソーセージ 3本
食パン 2枚
玉ねぎヨーグルト 100g
ピザ用チーズ 適量
<作り方>
1.トマトはヘタを取って1.5cmの角切りにしてケチャップと和える。ピーマンはヘタと種を取り除き、薄く輪切りにする。ソーゼージは5mm幅の斜め切りにする。
2.食パンに玉ねぎヨーグルトを等分にのせて広げる。1のトマトとピーマン、ソーセージをのせてピザ用チーズをかける。トースターに入れて4〜5分程、チーズがこんがりするまで焼く。
簡単にできておいしく、からだの中から元気にしてくれる「玉ねぎヨーグルト」。毎日の食事に取り入れてみたいと思います。
[『玉ねぎヨーグルト』]