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桐島かれんさんインタビュー「おしゃれの定番と生き方のベースにあるもの」

2017/07/25 07:00 投稿

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30代を過ぎると、洋服や小物もアイテムが一通り揃ってきますが、これまで着ていた服とは違う選択肢へと進むタイミングもやってきます。ライフスタイルや体型の変化でこれまでの服が似合わなくなったと感じてしまうことも。そんなときについ落ち着いて見える、定番色やシンプルにまとまる服に安心感を覚え、いつしか冒険できなくなってしまったり......。

桐島かれんさんはハウス オブ ロータスのクリエイティブディレクターとして、大人が華やかな色をまとうことをポイントの1つにしています。その理由について伺ってきました。

大人の女性こそ、華やかな色を着てほしい理由

ハウス オブ ロータスの店舗に入ると、大人向けの女性のショップのなかで、ひと際ブライトカラーのアイテムが目に飛び込んできます。桐島さんと同世代の50代女性へ向けたブランドとしながらも、他のブランドではあまり見られない色とりどりで華やかなアイテムが揃っています。

「洋服はゆったりと体型をあまり意識しなくていいものを。色合いは地味にならないものを意識しています。若い頃には避けていた鮮やかな色も、40代、50代、60代になってこそ、俄然着てほしいですね」と桐島さん。

実際に店頭では、黒やグレーといったモノトーン系よりも、鮮やかなカラーアイテムが売れていて、そういうものを欲している人が多いと感じているそうです。また、素材にはインドのハンドワークを取り入れたものもあり、生地を贅沢に使ったロングのワンピースで価格帯も3万円台から6万円台。

サイズ表記を見るのではなく、必ず試着をして選ぶ

ハウス オブ ロータスにもたくさん並んでいますが、いまおすすめのスタイルは、ワンピース。

「ゆったりとしたシルエットの中で、身体が遊ぶ服が大人の女性を美しくみせてくれると思うのです。そんな、風をはらむような動きのあるワンピースの下にアンダーパンツを合わせるのがハウス オブ ロータスの定番スタイル。私たちぐらいの年代になると、生足を見せるのはちょっと抵抗があるはず。ワンピースやチュニックの下にレギンズやジーンズでもいいのですが、もう少し遊びごころや、女らしさを添えるため、裾にフリルやレースや刺繍を施したパンツを用意しています」

そしておざなりにしてはいけないのが、試着をすること。きちんと試着し、サイズ感を見て動いたときにどう見えるかを確認し、合わないものはお直しに出すこと。世の中に売っている服は理想的な体型のものが多くても、そのサイズに自分を当てはめることはないとアドバイス。

「流行っているからといって、ずっとお腹を引っ込めていなきゃいけないような服は無理して着なくたっていいんです。私もファッションで窮屈な思いはしたくないなぁと思っています。自分らしく、リラックスできるスタイルを基本に、大胆なアクセサリーやストールなどでアクセントを」

規則正しい生活が生き方のベースにある

お子さんを4人出産するごとに20キロの体重の増減を繰り返し、桐島さんも自身の体型の変化に向き合ってきたと言います。では日頃の美容法や健康法は? と聞くと、人の前に出る仕事をすることでコントロールはできているものも、美容も体づくりも本当に特に何もしていないと笑います。

「高校でバスケットボール部で活躍していた以来、まったく運動をしていないな〜。そろそろ筋肉の衰えが気になるから、ランニングを始めようと思ったこともあるけれど、続けられず(笑)。ジムにもエステにも通っていませんし、普段はネイルもしません。元々、健康や美容の分野には興味がなく、しかも、家のことや仕事と、忙しいので、自分のために時間をかけていられないというのが正直なところです。

もちろん子どもの健康には気をつかっていますが、あまり神経質にならないようにしています。毎日、お弁当も含めての三食をしっかり作ること。それと、夜には出来る限り家族全員揃って晩御飯を食べること。当たり前のことのようだけれど、結婚して24年間、家族と共に規則正しく生活をしてきたことが、生き方のベースになっているなと、ありがたく思います」

自分を向上させるのは自分しかないという信念

服のサイズや体重、ヘルシーな食べもの......細かいことにこだわるより自分が本当に気持ちよくいられることを選んでいく、桐島さんの答えはとてもシンプル。

「自分の幸せは、自分で見つけだすもの。好きなことに夢中になっていれば、悩んだり、淋しく感じたりする暇もなくなります。仕事でも、家庭でも、思い通りにならないことだらけです。でも、振り回されるだけの人生じゃツマラナイじゃない。自分が主役の人生を送るためには、ちょっとワガママになったっていいんですよ」

子育て中に、ハウス オブ ロータスというブランドを続けてきたことは大変だったけれど、いま改めて、自分の好きなことを大事にしていたことが形になっていると桐島さん。

50歳というのは女性のティータイムだと思っています。人生を80歳として、ちょうど時計に合わせていくと午後3時が50歳。そう考えるとまだまだ夜の楽しみが待っている。子どもたちも手がかからなくなって、やっと一息ついて時間を楽しめるいいときなんです。ハウス オブ ロータスもそんな時間を過ごす方々に寄り添って、人生は楽しいってことを伝えられるブランドにしていきたいですね」

>>桐島かれんさんインタビュー「大切にしている自分スタイルとは?」

ハウス オブ ロータス 二子玉川店

住所:東京都世田谷区玉川 3-17-1 玉川高島屋S・C 本館2F
電話:03-6431-0917
営業時間:10:00~21:00

2017年7月26日(火)~8月8日(火)まで、GINZA SIX 2F「シジェームギンザ」にてポップアップストア「旅するハウス オブ ロータス 夏のトランクショー」を開催。

[桐島かれん LOVE OF LIFE]

取材協力:bills 二子玉川店

取材日:2017年5月

(取材・北本祐子/撮影・佐坂和也/編集・マイロハス編集部)

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