そこで先日、那奈なつみさんによる著書『美肌! 美腸! やせる! ヘンプシードダイエット』(主婦の友社)の発売を記念した勉強会に参加。これまで知らなかったヘンプについて、手軽な取り入れ方などの理解が深めることができました。
ヘンプ初心者には、ヘンプナッツがおすすめヘンプというとなじみがないものと感じていましたが、麻の実(ヘンプシード)は、「八穀」のひとつ。日本でも、昔から食べられていたそうで、イネ、キビ、大麦、小麦、大豆、小豆、あわ、と同じようになじみ深い雑穀なのだとか!
ヘンプナッツ114g/1,296円(税込)
ヘンプシードの入門として那奈さんがおすすめしていたのが、麻の実を砕いた「ヘンプシードナッツ」。必須脂肪酸のオメガ3、オメガ6、鉄、亜鉛などのミネラル、必須アミノ酸、食物繊維をバランスよく含んでおり、スプーン2杯で1日に必要なオメガ3がとれるのも魅力です。
調理せずにそのまま食べられるので、ゴマのようにふりかけたり、いつもの料理にふりかけるだけでいいそう。
2ステップで完成。ヘンプシードで栄養補給ヘンプナッツはくせがなく食べやすいのですが、最初は少しずつ様子を見ながら食べると安心。まずは薬味のように、できあがった料理に少量振りかけて食べることから始めましょう。カレーなどのスパイス類、みそ、しょうゆ、など和の調味料と組み合わせると、おいしく食べられます。また、チーズ、キムチ、納豆といった発酵食品と組み合わせると、ヘンプナッツのダブル効果で腸内環境が整いやすくなります。
(『美肌! 美腸! やせる! ヘンプシードダイエット』より引用)
今回は、数あるレシピの中から、「これなら、私でもできる! 」と感じた、ヘンプをおいしく食べられるレシピをご紹介します。
撹拌するだけ! 「ヘンプシードと、アボカドのヘルシースムージー」<作り方>
1.ミキサーに、ヘンプシードナッツ大さじ2、アボカド1/2個、カカオパウダー(またはココアパウダー)はちみつ大さじ2、水180mlを入れます
2.撹拌したら、お好みでヘンプシードナッツをふってできあがり!
混ぜるだけ!「ヘンプナッツおにぎり」<作り方>
1.あたたかいご飯200gに、ヘンプシードナッツ大さじ2、塩少々を加えて混ぜる。
2.2等分にしてにぎり、海苔を巻いてできあがり。お好みで梅干しや昆布などを添えても。
あえるだけ! 「ほうれん草のヘンプナッツあえ」
<作り方>
1.すり鉢に、ヘンプシードナッツを入れてすり、てんさい糖大さじ1、しょうゆ大さじ1を順に入れて混ぜる。
2.ほうれん草はさっと茹でて、冷水にとり水気をきる。しぼり汁大さじ1と(1)を混ぜ、食べやすいサイズに切ったほうれん草と合わせる。(てんさい糖がなければ、お好みの砂糖でOK! )
「青菜のおひたしが、ヘンプシードのおかげでまろやかな味になります。わが家の子どもたちも大好きですよ。」と、那奈さん。
さらに同書には、「牛肉とヘンプナッツのナンプラーあえ」といったメインのおかずから、「ひき肉と高菜のチャーハン」といったご飯ものまで、たくさんのレシピが紹介されているので、読むだけで料理の幅が広がりそうです。
食欲が落ちやすい夏こそ、スーパーフード「ヘンプ」を上手に取り入れて健やかに乗り切りたいものです。
お話を聞いた方:那奈なつみさん
ヘンプフーズジャパン広報。オーガニックタウン・バイロンベイにて、オーガニックライフスタイルショップのディレクターとして活躍。そこで出合ったヘンプに魅力を感じ現職に。2児の母として、毎日のメニューに取り入れられるレシピを考案し続けてきたのが、本書発行のきっかけ。