気温が不安定で体温調節がうまくいかず、ホルモンバランスや自律神経が乱れがちなのが原因のひとつ。そこで、睡眠に関する情報やアイデアを発信しているIDC OTSUKAがプロデュースする「Good Sleep Factory」から、眠りの質を高める5つのヒントをご紹介します。
眠りの質を高めるためのヒント1:朝食でたんぱく質を摂る 食欲コンサルタントの村山彩さんによると、毎日の食事の改善によって快眠するには、朝食からたんぱく質を積極的に摂ることが大切だそう。たんぱく質には、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を助ける働きがあるからです。おすすめは、卵料理をプラスすること。和食なら卵かけ納豆ごはん、洋食ならハムエッグなど、卵にたんぱく質が豊富な食品を組み合わせたメニューなら完璧。 睡眠のためには夕食で摂ったほうが良さそうにも思えますが、眠る直前に食べるものは「消化の良いもの」のほうが眠りの質がアップします。だからこそ、朝食からしっかりとたんぱく質を摂ることが大切になるのです。
眠りの質を高めるヒント2:寝苦しい鼻づまりには加湿器が有効春先のピークは過ぎましたが、いまや1年中なにかしらの花粉が飛んでいるといっても過言ではない日本。花粉症がもたらす鼻炎は、眠りに大きな悪影響を与えます。 鼻やのどのエキスパートである日本橋大河原クリニックの大河原大次院長によると、鼻づまりをよくするには、鼻の粘膜が乾燥しないように、適度に湿らせることが大事だそう。冷たい空気は鼻を刺激するので、部屋を冷やし過ぎるのもNGです。部屋の環境の整え方としては、
「【教えて!Dr.】 鼻づまりがつらい! 花粉症で睡眠の質を下げないために」より
「加湿器などを利用し、湿度は55~60%台、温度は20~22℃くらいを目安にするのがポイント。空気清浄機で空気をキレイにすると、より効果的です。 また、鼻炎の症状は自律神経と関係していると言われています。寝室でアロマを炊いて自律神経の働きを整えてリラックスするなど、自分なりの方法でリラックスしてからベッドに入る習慣づけもよい方法です」
とのこと。 風邪やアレルギー性鼻炎にも有効なこちらのテクニック。体調が悪いときこそ眠りの質を上げて、すこしでも早く体力を回復したいものです。
眠りの質を高めるためのヒント3:寝室のモノを減らす寝室がゴチャゴチャしていたり、掃除が行き届いていなかったりすると、うまく眠れない――。これはけっして気のせいではありません。
大塚家具のスリープアドバイザーである芝岡さんによると、「『さぁ、寝よう』と思って寝室に入ったとたん、モノが目に入ると、頭の中で『あれを触りたい』『これを整理したい』などと、あれこれ考えてしまうものです。寝る前は心穏やかに過ごすべきところ、気が散ってしまい、目を閉じても睡眠に集中できなくなってしまいます」
解決策としては、とにかく寝室のモノを減らすこと。本質的には、ベッド、リネン、サイドテーブル、間接照明があれば十分だそう。
眠りに必要なもの以外は置かない――くらいの覚悟で整理すると、ぐっと眠りの質が上がるかもしれません。
眠りの質を高めるためのヒント4:快眠カラーで寝室をコーディネート寝室のテーマカラー、決めていますか? 色彩が人の心に与える影響は、かなりのもの。心の状態にあわせたカラーコーディネートを取り入れることも、眠りの質をよくしてくれます。
・ベージュ
リラックスのカラー
精神を安定させ、筋肉の緊張をほぐす。温かい雰囲気をもたらす。
・グリーン
安息と休息のカラー
ストレスの緩和をもたらす。
・ブルー
静寂と安定のカラー
鎮静と抑制を与える。心身の回復力を高める。ココロを落ち着かせる。
・ピンク
幸福を感じるカラー
美容と健康の色、若返りを促す。やさしい気持ちを起こさせる。
・ラベンダー
癒しを感じるカラー
疲労回復、自然治癒補助。想像力が湧く。
「寝具を選ぶ」より
寝室全体は難しくても、ベッドカバーや枕カバー、クッションを変えるだけなら簡単です。賢く色を取り入れて、ぐっすり眠れるベッドルームに模様替えしてみてはいかがでしょう。
不眠気味のときにつらいのが、「眠らなければ」と思うほど眠れなくなること。そんなときは頭でいろいろ悩まずに、体を動かして眠りのヒントを試してみたいと思いました。
睡眠に関する情報サイト「Good Sleep Factory」には、ほかにも睡眠アイデアや快眠のために役立つ情報が盛りだくさん。ぜひチェックしてみてください。
IDC OTSUKA[Good Sleep Factory]