「ゆったりしたニットは余計に太って見えるから着られない」
「肩まわりがしっかりしているから、重ね着はできない」
コーディネートサービスにお申し込みのお客様がおっしゃっていたことです。さて、それは正解でしょうか? カジュアルなスタイルでも、フェミニンなスタイルでも、上半身が華奢に見えると女性らしさはぐっとアップします。今回は、素敵な雰囲気を作り出せるかどうかを大きく左右するトップスについて考えてみます。
ゆるトップスで華奢さを演出体のラインを拾わない、ゆったりしたサイズ感のトップスは、華奢さを演出してくれる優秀アイテム。がっしり骨太さんや、ふっくら丸みのある体型の人にも、強い味方となってくれます。
がっしりさんも丸みのある方も...選ぶべきは、シルク混などの柔らかくしなやかな素材。薄手の透け感あるシャツ、細い糸のハイゲージニット、とろみのあるカットソーなどなど。アームホールもゆったりしたタイプを選ぶのがポイントです。イメージしている着こなし方に合う、デコルテがきれいに見えるタイプのネックラインを見つけ、自分らしく着こなしましょう。
もともと華奢な痩せ型の人は...コンパクトなVネック、ラウンドネックよりもクルーネックなど、ネックの開きが小さめのものを選び、寂しい印象になってしまうことを防ぎます。少し肉厚な生地を選ぶのもひとつの手、柔らかさがプラスされ、女性らしさが増すはずです。
体形別すっきり重ね着のコツは? 肩幅がしっかりしている人、肩まわりの肉付きがいい人は...ニットの下にシャツを着るなど、首元が詰まる重ね着はあまりおすすめできません。窮屈な印象になり、少し残念なことになってしまいそうです。重ねるとしたら、襟の高さがないカットソー、もしくは1枚完結で首回りをスッキリさせるのが良さそう。シャツを重ねたいなら、とろみのあるタイプを。
なで肩の人や、肩まわりが華奢な人は...シャツとの重ね着もバッチリ似合うはず。小さい衿のシャツを選び、やさしくまとめてください。こなれた印象になる、スタンドカラーシャツもおすすめです。
洋服をうまく使い、女性らしい華奢さを演出してみてくださいね。
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イラスト/米山夏子
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