日射しが一気に強くなり、紫外線量が増えるシーズン。お花見など屋外に出かけることも増えることも手伝い、肌への影響が気になります。予想外の日射しの強さに日焼け止めのケアが間に合わなかったり、デコルテや腕、足などにクリームを塗り忘れたり......。そんなとき、内側から食べるケアをしておくと安心です。おすすめの栄養素は、ビタミンEとC。
私たちの身体にある60兆個の細胞。ひとつひとつを包む膜は、脂とタンパク質でできています。肌細胞もしかり。この膜の脂は、紫外線などの影響でとても酸化しやすいのです。そのため、無防備でいるとシミやシワを増やしてしまうことに。
ここで活躍するのがビタミンE。脂に溶ける栄養素なので、酸化しやすい細胞膜の脂の部分にスルリと入り込み、自身が身代わりになって酸化することで膜を守ってくれるのです。
さらに身をていしてはたらき、効力を失ったビタミンEを復活させてくれるのがビタミンC。再びビタミンEをよみがえらせてくれます。こうしたペアによる力を利用しない手はありません。
ブロッコリー&アボカドで紫外線ケアビタミンEが多い食材はアボカドやアーモンド、ごまなど。ビタミンCが多い食材はブロッコリーやレモン、イチゴ、キウイなどが挙げられます。
私がいいなと思っているのが、旬のブロッコリーと熟したアボカドの組み合わせ。マヨネーズであえるだけと簡単です。ゆで卵やえび、パルメザンチーズも一緒に混ぜれば、ビタミンEを体内のすみずみに運ぶタンパク質も一緒にとれて一石二鳥。レモン汁をひとたらしし、黒こしょうをガリッとひけば大人の味わいになります。
油断しがちな春先だけに、食べるケアをいまから心がけておきたいと思っているところです。
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