そもそも生ゴミは水分をたっぷりと含んでいるため、たとえ「燃やすゴミ」に出しても、「油をぶっかけて燃やす」という処理方法がとられています。まぁ多少の説明の粗さはありますが、そんな感じなのです。それくらい大変なこと、という現実。
つまり簡単に燃えないものを燃やすという行為には、かなりの、想像を超えるくらいのエネルギーがかかるということ。薪もちょっと湿気っているだけで、煙もうもうでなっかなか火がおきません。とはいえ、なるべく水気を切ってゴミに出すなどの努力を重ねても、何万世帯という家庭の生ゴミを乾物状態にするのは不可能に近い。
ずっしりと重いゴミ袋の後ろめたさは、なんとも苦しいものがあります。いっそスウェーデンのように、ゴミ焼却から電力をまかなう、という方式にしてもらえたらいいのになーと思いますけどいかがでしょう。
過去に電気式の生ゴミ処理機も試したことがありますが、わざわざ電気を使ってゴミを乾かすってどうよ? と。行き着いた電気を使わない「キエーロ」はなかなかの優れもので、確かにゴミ分解するのですが、我が家のように来客多しだととうてい間に合わない。それに沖縄はあったかい分、分解は早いかもしれませんが、虫の発生も活発。
いろいろ試した結果、結論は「土」がいちばん。合わせて鶏もいれば最高。微生物のたくさん棲む土こそが、最高のゴミ処理機。合わせて鶏もいればベストで、生ゴミを食べた鶏が卵を産み、フンは土を肥えさせる。自然界とは、ほんとに循環が素晴らしいですね。
といことで、今は虎視眈々と近所を散策しながら空き地ハンターしております。なんとか、「土+鶏」のセットがまかなえるような空き地が手に入ればいいなぁ。
都会でも、最初から「共同土スペース」とかあったらいいですね。まるで、経済封鎖を受けたかつてのキューバのように(今は有機大国です)、どこでも畑、という発想は夢が膨らみますし、種への興味も沸きますね。