今年は、ちょうどこの日、フランスの美食ディナーイベント「グード・フランス」が、全世界で催されます。今年で3回目となる「グード・フランス」は、英語のGood Franceと、フランス語のGoût de France(フランスの味、という意味)を掛けたネーミング。今年は去年よりさらに規模が大きくなり、世界の5大陸で、2,000人を超えるシェフが腕をふるうことになっています。
これは、フランス料理の祖といわれるオーギュスト・エスコフィエが、1912年に開いた「エピクロスの晩餐会」にヒントを得たイベントです。エピクロスの晩餐会で、エスコフィエは、同じ日に同じメニューで、世界数カ所の会食者をもてなしたのだそうです。
グード・フランスでは、メニューは同じではないものの、
・アペリティフとカナペ
・アントレ(前菜)
・メイン料理
・チーズ
・デザート
という共通の構成で、飲み物はフランスワインとシャンパーニュが提供されます。
3月20日ルイヴィトン財団のレストランLe Frankでのプレイベントで出される鯛料理。モスクワのシェフJerome CoustillasとLe FrankのJean-Louis Nomicosによるもの。いずれのレシピも脂肪分、砂糖、塩を控えめにしてあり、環境にも考慮したメニューになっているのが特徴だそうです。正直言って、フレンチのフルコースは、途中でおなかがいっぱいになってしまうのが、いつも悩みですが、グード・フランスの料理写真を見ると、いずれも、春らしい彩りの軽めな一皿。これなら、フルコースでも最後まで美味しく楽しめそうです。
左:ニューヨークのフレンチレストランLe Coucouのうさぎ尽くし。シェフ名Daniel Rose。(c)Corry Arnold右:Jean-Louis nomicos風舌平目のムニエル @Bernard Benant
日本でも、今年は、全国35のレストランがこのイベントに参加します。売り上げの5%は、健康・環境保全活動に取り組むNGOに寄付されることになっていて、美味しく社会貢献できるのも嬉しいところ。今年の春の幕開けは、フレンチ料理に決まり! かな?
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