年始に今年こそは!と思って始めた日記は、3日坊主どころか1日坊主......。ところが、日記を書くだけで幸福を感じることができる、という情報を聞きつけ、そんなに簡単にできるの?と思い調べてみました。
その内容とは、アメリカのブリガムヤング大学の心理学調査によって明らかになったもので、調査内容は以下の通り。
100人の対象者をグループに分け、4週間日記をつけるように依頼。ひとつのグループにはその日にうれしく思ったポジティブなできごとについてのみを日記に記すように指示し、もう一方のグループには単純にその日にあったできごとについて記すように指示しました。その結果、ただその日にあったことを記すだけのグループに比べ、ポジティブな内容を記したグループは幸福度と生活に対する満足度が高いという結果に! これはポジティブなできごとを日記に記すことでその経験を改めて満喫し、彼らの生活全体に対する印象をさらに向上させるためであると言われています。
そして、さらに幸福度が高まる方法まで見つかりました。それは、対象者が友達や愛する人に、自分たちが書いたポジティブな日記の内容について話して聞かせたところ、彼らの幸福度と生活満足度が2倍、あるときは3倍以上にも向上するという結果が出たのです。
日記を書くだけで幸福を感じる方法がこちら!
・毎晩5分その日に起きたポジティブな出来事を記す
・少なくとも週に2回日記帳を取り出し、日記に記したいくつかのポジティブなできごとについて愛する人や友達に聞いてもらう
・さらに、愛する人や友達に起きたポジティブなできごとを一緒にシェアしてもらう
ポイントは、ポジティブで陽気な返事や洞察を与えてくれる相手に話をすること。そして、相手に同じようにお返しすることです。「他人にとってよい聞き手になること、そしていかに相手の良いニュースについて自分がうれしく思っているかを表現することが大切」とのこと!
年始で止まってしまった日記も、ポジティブ日記ならやってみようと思わせてくれた今回の研究結果。これで、気の合う仲間と一緒にハッピーな春を迎えられそう!
[参照元:Health on Today]
photo by Thinkstock/Getty Images
(取材・翻訳:佐々木祐里)
(文:マイロハス編集部/篠田)
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