見た目の美しさと性格にはこれといった相関がないにも関わらず、私たちは外見だけで人の性格やステータスまで判断しがちだということが多くのな調査から明らかになっています。例えばドイツでは肥満である=社会的弱者であるといったイメージが持たれたり、逆にやせていてきれいな小麦色の肌をしている人は健康的であり、しょっちゅう暖かいところに旅行できるぐらい経済的に恵まれている、といったものもあります。「テニス教室に通う子どもは良いおうちの子」など、昔ではあながち間違っていなかったものが現在まで残っているケースも。
心理学でも第一印象はやっぱり大事人間とはそうした「イメージ」のレンズを通して他人を眺めてしまうものです。心理学者マーチン・グルンドル博士によると、恋人選びの場面でも外見は大きな第一印象となり、すでにその時点で将来的なパートナーシップの可能性があるかどうかを私たちは無意識に判断しているのだとか。外見が好みにそぐわなければ、頭の良さや性格の良さに興味を持つ事も難しいそう。すなわち俗にいう「いい男」とは理論上、整った(自分好みの)外見をベースに「権力」「成功」、それから「性格」などを足して確立するようなのです。
Dominik Bruntnerさん(@dominikbruntner)がシェアした投稿 - 2017 2月 20 9:59午前 PST
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最近の傾向として、ドイツ人の思ういい男とは背丈が高く(平均185cm以上)良い体格に無精ひげといった、いかにも男性ホルモンが多そうなタイプみたい。黒髪の男性ばかりなのが興味深いです。もちろん自分の好みのタイプと世間の言う「いい男」に大きな隔たりがあるのは当然のこと。人間の魅力を見た目だけにゆだねるうちは、まだ精神的にも若いのかもしれませんね。
[eDarling]
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