お米作りのパトロンに!? 学生たちがサポートする「奨学米」プロジェクト

私たち、日本人のソウルフード「お米」。近年は農業に興味を持つ人や、マルシェなどのイベントも増えつつありますが、コメ農家の高齢化や消費量の減少、都市部との交流の希薄さはまだまだ深刻です。

そこで、お米を通して農家と都市部の人をつなげ、多くの人に農業の素晴らしさを伝えたいと生まれたのが「奨学米プロジェクト」。
その名の通り、奨学金をお米に置き換えたシステムで、「コメオヤ（米親）」である農家が学生にお米を無償で提供する代わりに、「奨学米生」である学生は農家の手伝いをしたり、地域のイベントに参加したりします。

社会人がプロジェクトに参加する方法は2つ。いずれも奨学米生の「パトロン」となり、プロジェクトをサポートします。

ひとつは、奨学米生が育てた奨学米を購入すること。購入代金の一部が、コメオヤのもとに通う交通費や、お米の送料など、奨学米生の活動費にあてられます。



もうひとつは、奨学米生と農業体験する1泊2日のパトロンツアー。奨学米生が格安で参加できるよう、社会人がツアー参加費を少し多く出してサポート。地元の温泉地やワイナリーの訪問、草木染めの体験など、田舎を満喫できるアクティビティも付いているので、心身ともにリフレッシュできます。

農家と学生、社会人の新しいコミュニケーションを生み、育てる側と食べる側、お互いの顔が見えるコメ文化を育てていく奨学米。

大好きなお米をもっとおいしく味わうためにも、サポートする人の顔がリアルに見える奨学米プロジェクトに参加してみませんか。

[奨学米プロジェクト]
2012年度パトロンツアー日程
第2回：9月15日〜16日
第3回：10月13日〜14日
第4回：11月17日-18日
参加費（各回）　25,000円
申し込みは[e-mail]まで

text by　武田京子
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日本大学芸術学部放送学科在学中、文化服装学院II部（夜間部）服装科に入学、卒業。雑誌『装苑』編集部、雑誌『ビーズアップ』編集部などに在籍後、2005年よりフリーの編集・ライターとして活動。手掛けるジャンルはファッション、健康・美容、旅、占い、音楽、教育などなど。人見知りだがインタビューの仕事が大好き、という矛盾を抱えながら今日も都内を駆け巡る。

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