今回は、花粉症と甘いおやつの関係について。
甘いものの摂りすぎと花粉症の深い関係春の声が聞こえはじめると、頭を悩ませるのが花粉。関東は少なめの予報が出ているようですが、西日本、なかでも京阪神地方は4年ぶりの大量飛散とも予想されているようです。マスクや薬が手放せない人も多いでしょう。そこで、ちょっと気にしてほしい食べ物があります。それはチョコレートやクッキーなどの甘いもの。これらに含まれる糖質と花粉症には、深い関係があると考えられています。
花粉に触れることで起こる、くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの反応。これらを抑えるためにがんばっているのが、腎臓の上にある臓器、副腎皮質から出ている、コルチゾールというホルモンです。
コルチゾールは、アレルギー症状を抑えるほかにも多彩な仕事をしています。そのひとつが、血糖値のバランスを整えることです。血糖値はふだん、一定に保たれていますが、甘いものをたくさん食べると、血糖値はグンと急上昇。上がった状態を正常に戻すために、さまざまなホルモンが使われます。コルチゾールもそのひとつです。こうした状態が続くと、おかしの食べ過ぎで上がった血糖値のために、コルチゾールがムダ使いされてしまうという悲しい事態に......。
おやつを食べるなら、くるみをチョイスそこでおやつが食べたいなら、ナッツ類を取り入れるのも手。なかでもくるみをチョイスすれば、炎症をおさえるオメガ3も豊富です。食べたいストレスを抱えすぎてしまうのも、コルチゾールのムダ使いにつながってしまいます。どうしても甘いものが食べたいなら、糖質オフスイーツも発売されているので、上手く活用するのもいいかもしれません。
食事のときはタンパク質をしっかりとるようにすると、皮膚や粘膜のバリア機能アップに役立ちます。とくに肉や卵には鉄も多く、粘膜強化に貢献。つらい時期も栄養の力を借りて、できるだけスムーズに過ごしたいものです。
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